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実質賃金と就業者数の増減率は相関しない2019/09/05

今日は、久々に実質賃金について取り上げます。 実質賃金とは、物価変動の影響を除いた賃金のこと。 例えば、額面の給料が上がっても、その上昇率が物価の上昇率を下回ってしまうと実質賃金は低下することになります。 逆に、額面の給料が下がっても、その下落率が物価の下落率を下回ってしまうと実質賃金は上昇することになります。 このことは統計上やむを得ない欠点で、現在のようにデフレによって物価 … “実質賃金と就業者数の増減率は相関しない”の続きを読む


人口増は経済成長の絶対条件ではない2019/07/09

昨日のブログの続きになりますが、我が国は1997年4月に消費税税率を引き上げ(3%→5%)、以降、おぞましき緊縮財政に突き進んだことから20年間にわたりデフレ化しました。 それを尻目に中国は日本とは逆の道をすすみ、歳出を拡大させ「投資!」「投資!」「投資!」によって飛躍的にGDPを成長させてきました。 世界中の国々が成長しているのに、日本だけが成長しないのですから、我が国のGD … “人口増は経済成長の絶対条件ではない”の続きを読む


低賃金労働者を必要とする人たち2018/11/19

「これからはグローバル化の時代だ…」 これは、1990年代あたりからしきりに言われ続けてきた言葉です。 その後も「グローバル化に取り残されてはならない…」と言われ続け、はや30年ちかくが経ちました。 グローバル化を善とする思想…いわゆる「グローバリズム」です。 グローバリズムとは、国境の垣根を低くしてヒト、モノ、サービス、カネの移動の自由を最大化することです。 私流に定義すると … “低賃金労働者を必要とする人たち”の続きを読む


災害→増税→経済疲弊というスパイラル2018/11/08

昨日(7日)、厚労省から9月の実質賃金が発表されました。 『実質賃金、2カ月連続減=9月の毎月勤労統計 https://jp.reuters.com/article/real-wages-september-idJPKCN1NC00L 厚生労働省が7日発表した9月の毎月勤労統計調査(速報)では、名目賃金に当たる現金給与総額が前年比%1.1増の27万0256円と、14カ月連続で増 … “災害→増税→経済疲弊というスパイラル”の続きを読む


生産性を高める政策2018/07/08

日本経済新聞が次のような記事を掲載しています。 『人手不足、先進国で成長の壁 生産性向上が課題 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32740710X00C18A7SHA000/ 先進国で失業率が下がっているのに、賃金がなかなか上がらない。背景にあるのが、人手不足が足かせとなって経済の活力が落ちる供給側の要因だ。企業は成長への期待を失えば、 … “生産性を高める政策”の続きを読む


企業と国民の利益が一致しないシステム2018/06/02

昨日(6月1日)、3月の実質賃金(きまって支給する給与)の確定値が厚生労働省から発表されましたが、結局は速報値を下回ってしまい5カ月連続でのマイナスです。(実質賃金は、名目賃金から物価上昇分を差し引いて算出) 実質賃金では「きまって支給する給与」と、賞与などの「特別に支払われた給与」との合計を「現金給与総額」と言います。 厚労省やメディアは「きまって支給する給与」よりも「現金給 … “企業と国民の利益が一致しないシステム”の続きを読む


実質賃金を低迷させている「株主資本主義」2018/05/12

野田聖子総務大臣が、ロイターのインタビューに対し次にように応じています。 1.金融政策について… 「マイナス金利のような異次元の金融緩和政策は、長く続けてはいけない」 2.日銀が物価目標を設定することについて… 「物価2%ありきではなく、経済の回復ありきの2%という原理原則に戻したほうがいいのではないか」「成長のためには個人消費が鍵となり、個人消費拡大には賃金上昇が重要だ」 は … “実質賃金を低迷させている「株主資本主義」”の続きを読む


2月の実質賃金(確定値)はマイナス1.2%2018/04/22

4月20日、厚生労働省から実質賃金の確定値が発表されました。 2月の確定値は、速報値(前年同月比マイナス0.9%)をさらに下回り、なんとマイナス1.2%です。 下のグラフのとおり、2016年10月以降、我が国の実質賃金は一度として前年同月を上回ったことがありません。 これでよく「アベノミクスはうまくいっている」なんて言えますね。 実質賃金は、次の計算方法によって算出されます。 … “2月の実質賃金(確定値)はマイナス1.2%”の続きを読む


雇用は増えたが…2018/04/09

日本経済新聞に、「アベノミクスによって雇用は増えたが、賃金水準の低いサービスに雇用が集中しており、手取り収入が増えず労働の質は高まっていない」という記事がありました。 『雇用は増えたが… 生産性・賃金低いサービス業に集中 高度成長期と異なる構図 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29130260X00C18A4EA3000/ 2012年に … “雇用は増えたが…”の続きを読む


都合の悪い統計を無視する政府2018/03/18

実質賃金は、国民の「豊かさ」を示す代表的指標といっていい。 3月9日に厚生労働省から発表された1月の実質賃金(きまって支給する給与)は、なんと -1.4%(速報値)という極めて衝撃的な数字でした。 下のグラフのとおり、一昨年(2016年)の9月以降、実質賃金(きまって支給する給与)は一度もプラスに転じたことがなく、ただただ下がり続ける一方です。 きまって支給する給与、即ち恒常的 … “都合の悪い統計を無視する政府”の続きを読む