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ドラッグ・ラグ問題をも深刻化させる「緊縮財政」2019/06/21

いま我が国は、ドラッグ・ラグという問題に直面しています。 ドラッグ・ラグとは、海外での使用が許可されている薬が日本では許可されない、という問題です。 その主たる理由は、日本での患者が少なすぎて製薬会社にとってビジネスにならないなどがあります。 薬の開発は「医学的な理由よりも経済的理由で決まる」とも言われています。 要するに、薬価(法律に基づき国が設定する販売価格)×患者数(患者 … “ドラッグ・ラグ問題をも深刻化させる「緊縮財政」”の続きを読む


「将来世代へのツケ」という誤解2019/06/20

デフレ期であるにもかかわらず、「将来世代にツケを残すのかぁ〜」と言って政府財政の収支均衡(緊縮財政)を求める国会議員や地方議員たちは、経済や貨幣についての正しい理解に乏しい人たちです。 この手合の人たちは、今から400年以上も前のヨーロッパ封建時代と同じ思考です。 確かにあの時代の封建諸侯たちは、将来の税収を見込んで、それを担保に借金をして戦費を調達したり領土運営をしていました … “「将来世代へのツケ」という誤解”の続きを読む


無視され続ける!? 「量的緩和の事実上の終了」2019/06/19

昨日(6月18日)の参議院(財政金融委員会)で黒田日銀総裁は、米中の貿易摩擦の影響および中国経済の動向等々、海外経済に強いリスク懸念を表明されました。 その上で、日銀は今日から二日間(19日〜20日)にわたって「金融政策決定会合」を開きます。 基本的には、金融政策決定会合は次の4つを主な議事事項としています。 ①金融市場調節方針 ②基準割引率、基準貸付利率および預金準備率 ③金 … “無視され続ける!? 「量的緩和の事実上の終了」”の続きを読む


「消費税」という怨念(後半)2019/06/18

消費税増税を正当化しようとする理由は様々です。 例えば… 「これからは高齢化社会だから…」 「1000兆円もの政府債務があるから…」 「医療や介護など福祉を充実しなければならないから…」 「消費税は平等に負担を求める理想的な税制だから…」 「直間比率を見直さなければならないから…」 などなど… 昨日のブログでもご紹介申し上げましたとおり、我が国における「消費税」の導入と増税は、 … “「消費税」という怨念(後半)”の続きを読む


「消費税」という怨念(前半)2019/06/17

我が国は、自然災害が発生しようとが、デフレの長期化で国民が貧困化がしようが、あるいは民意の反映で政権交代が起きようが、結局は「消費税」が増税されてしまう、という摩訶不思議な国です。 消費税が導入されたのは1989(平成元)年ですが、消費税導入が議論されはじめた政治の歴史は意外にも古い。 そのはじまりは、なんと1978(昭和53)年12月に発足した大平正芳内閣のときからです。 政 … “「消費税」という怨念(前半)”の続きを読む


自国通貨建てで国債を発行できる国は、債務返済は不要!2019/06/16

「借金時計」なるものをご存知でしょうか。 もともと米国(政府部門)の負債残高を時間表示した時計のことで、1989年にニューヨークのマンハッタンに設置されました。 連邦政府や地方政府にどのぐらいの負債残高があるのか、時間当たりで平均して負債額がどのように変わっているのかを表すものです。 例えば、2009年9月15日の段階では、米国のそれは「11.8兆ドル」でした。 それを真似て日 … “自国通貨建てで国債を発行できる国は、債務返済は不要!”の続きを読む


おカネには種類がある2019/06/15

「日本の財政は破綻するぅ〜」と無邪気に叫び続けている人たちには、ある共通点があります。 それは、おカネは一種類しかない、という思い込み、というか誤解です。 残念ながら、事実としておカネには主として3つの種類があります。 ① 現金紙幣(現金硬貨を含む) ② 銀行預金 ③ 日銀当座預金 …③の「日銀当座預金」とは、民間銀行が日本銀行(中央銀行)に開設している当座預金のことです。 こ … “おカネには種類がある”の続きを読む


年金制度は経済成長で安定する2019/06/14

金融庁の金融審議会が提出した「老後資金が2000万円不足する」報告書が、国会で問題になっています。 バツの悪くなった麻生金融担当相は、この報告書の受取りを拒否することにしました。 おそらくは、来月予定の参議院選挙を前に支持率への影響に配慮したのでしょう。 金融庁は報告書の修正も検討しているようです。 マスコミは例によって、このときとばかりに「やはり日本の年金は破綻するぅ〜」と騒 … “年金制度は経済成長で安定する”の続きを読む


昔は蒸気機関車、今は新幹線!2019/06/13

明治の近代化にあたり、日本の鉄道計画を推し進めた中心人物が二人います。 ひとりは伊藤博文、もうひとりは大隈重信です。 とりわけ大隈重信については、彼は佐賀藩士だったこともあり17歳のときに藩が制作した全長30メートルの模型蒸気機関車を見ています。 そんな経験から大隈は、日本の近代化にとって鉄道の必要性を維新の志士のなかでも人一倍に確信していたにちがいない。 明治のご一新によって … “昔は蒸気機関車、今は新幹線!”の続きを読む


MMTを理解する中共政府、MMTを理解できない日本政府2019/06/12

中共発表のGDP成長率が信用に値しないのは、世銀統計の鉄道輸送量をみればわかります。 「GDP成長率は7%を超えている」と発表している時期でも、なぜか中国国内の鉄道輸送量は減っていました。 どうせなら鉄道輸送統計も改ざんすればいいのに、鉄道輸送量については素直にマイナス成長を認めてるところが面白い。 さて、直近の世銀データで中国の鉄道輸送(旅客・貨物)量をみてみますと、次のとお … “MMTを理解する中共政府、MMTを理解できない日本政府”の続きを読む