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インフレ対策とデフレ対策の違い2015/12/29

 『時代は再び第一次世界大戦前~日本よ、備えはあるか』  第11回  構造改革とは主として「規制緩和」「公的サービスの民営化」「緊縮財政」という政策パッケージのことです。いわゆる「小さな政府」論ですが、その起源を遡るとレーガノミクス(レーガン米国大統領の経済政策)に行き着きます。  あの時代(1970年代)、アメリカは高いインフレ率(約10%)と失業率(約10%)の併存に悩まさ … “インフレ対策とデフレ対策の違い”の続きを読む


デフレで丸儲けなグローバリスト2015/12/28

 『時代は再び第一次世界大戦前~日本よ、備えはあるか』  第10回  グローバリズムいう帝国主義は、途上国や未開発地の人民から搾取するだけではありません。いわゆる先進諸国の国民からも容赦なく搾取します。さぁ、どうやって…?   グローバリズムの受益者は、主としてグローバル投資家とグローバル企業家です。  彼らは株主資本利益率を確保するため、経営陣に対して四半期スパン … “デフレで丸儲けなグローバリスト”の続きを読む


底辺への競争2015/12/27

 『時代は再び第一次世界大戦前~日本よ、備えはあるか』  第9回  EUをみてもわかるように、危機に瀕したギリシャやポルトガル(いわゆるPIIGSといわれる国々)に対して、トロイカ(国際通貨基金、欧州中央銀行、欧州委員会)は構造改革と緊縮財政を強要しています。  トロイカのイデオロギーによれば、ギリシャやポルトガルで雇用が増えないのは①賃金が高いから、②労働者が解雇されないよう … “底辺への競争”の続きを読む


資本移動の自由2015/12/26

 『時代は再び第一次世界大戦前~日本よ、備えはあるか』  第8回  グローバリズムの進展によって、「後進国」は偽装された民主制のもとに実質は帝国主義時代同様の植民地状態におかれ、一方、先進国民国家の国民は「後進国」化されています。得をするのは世界中で大量の資金を動かすことのできるグローバル投資家やグローバル企業家となります。彼らグローバリストたちは、国境無き世界において無制限に … “資本移動の自由”の続きを読む


グローバリズムは国境の否定2015/12/24

 『時代は再び第一次世界大戦前~日本よ、備えはあるか』  第7回  特に小泉内閣で顕著になったグローバリズムとはなんでしょうか。グローバリズムとは国境を否定し、ヒト・モノ・カネの移動を自由にさせるシステムのことですが、民主党政権を含めて歴代の日本政府はグローバリズムを拒否したことは一度もありません。  この表看板は民営化、規制緩和などの構造改革ですが、その実態は、民営化とは公的 … “グローバリズムは国境の否定”の続きを読む


グローバリズムという新帝国主義2015/12/22

 『時代は再び第一次世界大戦前~日本よ、備えはあるか』  第6回  1990年代以降の世界は、グローバリズムという新帝国主義によって国民国家解体の時代に突入しました。  その背景には、デジタル化による情報処理技術の飛躍的進歩と、それと連動する実需なき金融の肥大化があり、さらにそれらを可能にしたのは、国境を越えてヒト・モノ・カネが世界中を自由に駆け巡ることを可能にするシステムです … “グローバリズムという新帝国主義”の続きを読む


移民受け入れは地方創生をも阻む2015/12/09

 『時代は再び第一次世界大戦前~日本よ、備えはあるか』  第5回  私には移民受け入れを反対する理由がもうひとつあります。  ここのところ連日のようにシリアからの難民の映像を見せられていますが、あそこに写っているのはまさしく生産年齢人口にあたる民ではありませんか。あれだけの民が海外に流出したら、その本国はどうなるでしょう。  さてここで、バングラデシュの事例を持ち出すと、突然す … “移民受け入れは地方創生をも阻む”の続きを読む


人口が減少しても経済成長は可能2015/12/08

 『時代は再び第一次世界大戦前~日本よ、備えはあるか』  第4回  昨年(平成26年)5月に日本創成会議が「消滅可能性都市896のリスト」を発表しました。これ以降、地方消滅の可能性が普通に語られるようになりました。政府は地方創生担当大臣まで新設して対策をとっています。  この大臣は、初任から石破茂代議士でした。石破代議士は安全保障について、賛否は別として自分の言葉で政策を語れる … “人口が減少しても経済成長は可能”の続きを読む


歴史はくりかえす(後半)2015/12/04

 『時代は再び第一次世界大戦前~日本よ、備えはあるか』  第3回  シナの軍閥と呼ばれる匪賊は明治45(1912)年の清帝国崩壊、シナ共和国成立後のシナの混乱のなかから生まれたものです。このとき孫文はイギリスから帰国しています。   中東の匪賊は中東の混乱の中から生まれてきたものですが、この混乱の元凶は、近くはアメリカによる2度のイラク征伐、ソ連のアフガニスタン侵略 … “歴史はくりかえす(後半)”の続きを読む


歴史はくりかえす(前半)2015/12/03

 『時代は再び第一次世界大戦前~日本よ、備えはあるか』  第2回  11月13日のパリ銃撃戦の後、フランスのオランド大統領はベルサイユの議場で上下両院合同議会を開き、「フランスは戦争状態にある」ことを宣言しました。  つまり平成20(2008)年の憲法改正で認められた大統領権限を行使するというものです。このことはアメリカ東部標準時間の昭和16(1941)年12月8日、ルーズベル … “歴史はくりかえす(前半)”の続きを読む