インフラの意味を理解できない川崎市に喝を入れます

インフラの意味を理解できない川崎市に喝を入れます

現在、川崎市議会第5回定例会が開会中です。

本日、私は一般質問に立ちます。

時間帯は概ね16:30〜17:00ごろの質疑かと見込まれます。

インターネット中継されますので、ぜひご覧頂ければと存じます。

質問事項は以下の4点。

1.コロナ休暇と一部職員の勤務態度について

2.JR南武線、下河原踏切(登戸駅近くの踏切)の拡幅について

3.登戸駅前の再開発について

4.世田谷町田線(通称:世田道)の拡幅事業について

本日の質疑は、まちづくりがメインです。

少子高齢化に伴い、川崎市の人口もやがて縮減していきます。

これをもって「インフラ整備はもう要らない…」みたいに主張する人たちが多くおられます。

しかしながら、話はまったくの逆で、人口が減少するからこそインフラをさらに整備することが必要なのでございます。

例えば、古代ローマ帝国は多くの属州を支配していましたが、支配される属州民に比べ、支配する側のローマ人の数は圧倒的に少ない。

その少ない人数で、どうやって多くの属州民を統治し、あるいはその少ない人数でどのようにして広大な領土を外敵の侵攻から守り抜いたのでしょうか。

外敵から属州民の安全を守るのもまた、少ないローマ兵(ローマ市民)の使命だったのはご承知のとおりです。

むろん「すべての道はローマに通ず」と言われたように、帝国の版図の隅々までにきめ細やかに街道を整備し、外敵侵攻地点にローマ軍がいち早く移動できるようにしていたからです。

といっても、必ずしも軍用道路としての機能だけではなく、平時には人々の往来にも便利であったことから商業道路、生活道路としても大いに機能していたことがわかっています。

因みに、道路だけではなく、その版図には上下水道などの生活インフラも立派に整備されていましたので、まちがいなくローマ帝国の繁栄は、インフラという下部構造の整備によって支えられていたのです。

翻って我が川崎市は、ただでさえ戦後30年にわたる革新市政によって「まちづくり」が極端に遅れてしまった都市です。

今なお、その遅れを取り戻すのは実に困難な状態にあります。

インフラが貧弱なままに人口が減少するとどうなるか、まちがいなく一人あたりの生産性は低下します。

一人あたりの生産性の低下とは、川崎市民(日本国民)の経済的貧困化を意味します。

ゆえに、人口が減少するからこそ、正確には生産年齢(15〜64歳人口)比率が低下するからこそ、本市においては一層のインフラ整備が欠かせないのでございます。

そうした視点から質問し、インフラの意味を理解できない川崎市に喝を入れます。

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