感染する人、しない人。

感染する人、しない人。

オミクロン株の派生型BA5の感染が広がっています。

新型コロナ・パンデミックがはじまって既に約2年半が経過していますが、お陰様にて私は未だ感染することなく、これといった新型コロナの症状もみられません。

果たして、未だ感染していない人たちはどのくらいいるのでしょうか。

なお、既に感染した人、未だ感染していない人の間には何か特別な違いがあるのでしょうか。

未だ感染していな人たちの理由について、素人なりに考えてみたいと思います。

考えられることの第一は、「運」の違い。

みんなが感染した催しものに運よく欠席しただけかもしれないし、みんなが感染した電車にたまたま乗り合わせなかっただけかもしれません。

あるいは、ウイルスを撒き散らす同僚と入れ違いで職場を離れただけかもしれません。

その「運よく…」「たまたま…」が、偶然にも30ヶ月間連続しているだけなのか。

理由の第二は、「ワクチン」です。

ワクチンで得た抗体は、ウイルスが体内に入ったとたんに攻撃をはじめます。

これにより感染が広がりにくくなり、病状の悪化(重症化)も防げます。

しかしながら、ワクチンの感染予防効果は時間とともに低下しますし、新たな変異体は抗体による防御をすり抜けやすくなります。

ただ逆に、それらは接種直後に感染しなかった理由の説明にもなっています。

理由の第三は、「自然免疫」です。

新型コロナのようなウイルスに晒されても必ずしも感染するとは限らないはずです。

ウイルスが大量複製される前に身体(からだ)がやっつけてくれる場合もあるでしょうから。

とはいえ自然免疫は人体の最初の防衛線ながら、その反応には個人差もあるでしょうから何とも言えません。

専門家によれば、免疫系は非常に複雑で分かっていないことが多いらしい。

理由の第四は、「ウイルスの広がり方」です。

ウイルスには宿主が必要で、その宿主がいなくなればウイルスは死にます。

新型コロナウイルスが多くの人々に感染した結果、新たな宿主に行きつく前に力尽きて死んでいる可能性もあるのではないでしょうか。

だとすれば、これも「運」の範疇に入るのかもしれません。

最後に理由の第五ですが、おそらくこれが一番可能性が高いように思います、

それは「既に感染しているが、気づいていない」です。

新型コロナに感染した多くの人が無症状か、軽い症状で済んでいます。

ゆえに例え新型コロナに感染しても、無症状のために検査の必要性を感じなければ、感染したことには気づかない。

ただ、それでも他の人に感染させてしまうことはあり得ます。

もしも本当に未だに感染していないのであれば幸運としか言いようがない。

少なくとも言えることは、新型コロナ・パンデミックは未だ終わっておらず、このウイルスは感染者を重症化させるリスクを有していることです。

とりわけBA4、BA5などの変異体は、過去の抗体やワクチンで得た抗体をすり抜けやすくなっているでしょうから、おそらく最終的にはほぼ全員が新型コロナに感染することになるのだと思います。

専門家いわく「重要なことは感染しても重症化させないこと」だという。

加えて、これまでの医学の蓄積を無視して「コロナなんて風邪と同じだぁ…」とか、何らの根拠もなく「コロナもワクチンも陰謀だぁ…」とか言う連中にも注意が必要です。