3月16日、ウクライナのゼレンスキー大統領が米国議会においてリモートで演説を行いました。
むろん演説の趣旨は、ウクライナへの支援要請です。
私はその様子をテレビでみたとき、自分の耳を疑いました。
なんとゼレンスキー大統領は、第2次世界大戦時の真珠湾攻撃を引き合いに出し「空から攻撃され、罪のない市民が殺されたことを思い出してほしい」と訴えたのです。
率直に私は「こいつ、何を言ってんの?」と憤慨しました。
そもそも日本が対米戦に踏み切らなければならなかった複雑な経緯を知っているのか?
歴然たる事実として、真珠湾攻撃で日本軍が攻撃対象としたのは軍事施設だけであり、罪のない市民を攻撃などしていない。
しかも罪のない日本国民を無差別爆撃と原爆で大量に殺戮したのは米国のほうだ。
因みに言えば、真珠湾攻撃の際、日本軍が攻撃したのは主として港に停泊していた軍艦だけで、海軍工廠などの軍事施設さえ攻撃の対象としなかった。
後にそのことが、日本の命取りになったほどだ。
それをゼレンスキー大統領は、真珠湾攻撃を引き合いに出して「罪のない市民が殺されたことを思い出してほしい」と言いやがった。
歴史を引き合いに出すのであれば、歴史的事実を確認してから発言するのが国家指導者としてのマナーだ。
知ったかぶって自信満々に演説したのでしょうけど、なまじな知識では世界の舞台では通用しない。
ゼレンスキーよ、教えてやろう。
次の言葉は、あの大戦で日本を叩きのめした米国の総大将が戦争終結後に米国議会で語った言葉だ。
「日本は絹産業以外には、固有の天然資源はほとんど何もない。彼らは綿も羊毛も石油も、錫もゴムも、そのほか、実に多くの原料が欠如している。そして、それらすべて一切がアジアの海域には存在していたのです。もし、これらの原料の供給が絶たれたら、日本国内で1000万人から1200万人の失業者が出ていたでしょう。日本人は、これを恐れていました。したがって、日本が戦争に突き進んでいった動機は、大部分が安全保障の必要性に迫られてのことだったのです」
ウクライナ側は日本に対してもゼレンスキー大統領によるリモートでの国会演説を打診しているらしく、それに対し岸田総理は前向きな意思を示しているという。
ウクライナを支援するかしないかは別の話として、日本国の総理であればゼレンスキー大統領の真珠湾発言に一言あってしかるべきだろう。
それが何もない。
GHQ占領史観(東京裁判史観)が脳みそにこびり付いて剥がれない連中は、とっとと政界から去れ。