今朝、NHKのニュース番組を観ていたら、コメ泥棒が逮捕されていました。
盗んだおコメをネットで転売して一儲けしようと考えてのことだったらしい。
幸い、おコメの中にGPSを仕込んであったことから、すぐに犯人は特定され御用になりました。
犯人は30代の男性でした。
さて、米価高騰は深刻で、既に5キロで4,000円を超えている銘柄もあります。
おコメ以外の食料品では、とりわけ葉物野菜の価格が高い。
食品価格動向調査(3月3日の週の価格)をみますと、
キャベツ 428円(平年比 274%)
レタス 712円(平年比 160%)
はくさい 432円(平年比 227%)
とりわけ、キャベツは平年の3倍ちかくにまで跳ね上がっています。
生鮮野菜もまた、2023年の夏からずっと上がり続けています。
これら価格高騰の背景には、①肥料など輸入に頼る資材価格の高騰、②天候の問題、③流通の問題等々があります。
残念ながら、しばらくは元の価格には戻らないと思ったほうがよさそうです。
輸入物価が高止まりしている以上、資材価格の高騰が続くでしょうから。
わが国の野菜は、その8割が国内で栽培されているのですが、残念ながら肥料や種についてはほぼ外国依存です。
一方、ロシア・ウクライナ戦争以降のエネルギー価格の上昇が電気代やガス代を押上げ、私たちの経済生活を圧迫しています。
加えて、わが国の緊縮財政内閣が電気代やガス代の価格補助を止めてしまいましたので、ことしの夏などはおそろしくて電気・ガス料金の請求書をみたくありません。
電気代を抑えるために、熱中症になってしまう人たちが増えるのではないでしょうか。
人間生活に欠かせぬ食料やエネルギーの価格高騰は、ほんとうにしんどい。
例えば、自家用車がなければ生活が成り立たない地方都市でお暮らしになっている人たちにとって、ガソリン価格の高騰は切実な問題ではないでしょうか。
とりわけ、長野県のような内陸の地域では、どうしても他地域よりもガソリン価格が高くなってしまう傾向にあるらしい。
そうした地域に住む人たちこそ、まさに自動車に依存する生活をおくられているでしょうから、ガソリン価格の高騰はより深刻だと拝察します。
なお政府は、このガソリン価格の補助についても止めるという。
せめて、ガソリン税に上乗せされている暫定税率(25円10銭)だけでも廃止してくれたら、もっと状況は変わってくると思うのですが、それすらもやらない。
今の石破内閣は、実質賃金の下落に加え、実質的な可処分所得の下落を人為的に引き起こしています。
正気の沙汰とは思えません。
これも全て財務省が主導する緊縮財政(財政収支の縮小均衡)を自公政権が支えていることの結果です。
せっかく昨年の衆議院選挙で過半数割れした自公政権を、同じく緊縮財政政党の維新が助けています。
ゆえに、この夏の参議院選挙は、自公維を足し合わせても過半数に満たないようにもっていかなければならない。