何かがおかしい地球温暖化対策

何かがおかしい地球温暖化対策

小泉進次郎氏が環境大臣時代、「わが国の温室効果ガス排出量を2030年度までに2013年度比で46%削減する」という目標が立てられました。

40%でも50%でもなく、なぜ46%なのか(6%の根拠は何なのか)?

大臣からは、その説明はありませんでした。

一方、川崎市が2022年に策定した『地球温暖化対策推進基本計画』には、「川崎市内の温室効果ガス排出量を2030年度までに2013年度比で50%削減する」という計画が立てられています。

国の目標が46%減であるのに対し、川崎市の目標は50%減。

川崎市としては6%の根拠がよくわからないから、とりあえず50%という切りのいい数字にしたのか!?

とはいえ、46%であれ、50%であれ、あと5年での達成は到底不可能でしょう。

それでも政府やメディアは、とにかく問答無用で「海面上昇による陸地の減少、砂漠化、干ばつ、台風、集中豪雨、環境変化による生態系の影響等々により、このままでは地球はもたない…」という不安を煽り続けています。

先日も、テレ朝『羽鳥のモーニングショー』に登場した学者が、ロサンゼルスの山火事の原因を「地球温暖化だ」と解説していましたが、それを見れば多くの視聴者たちは「やっぱり温室効果ガス排出量を削減しなければ…」と思うにちがいありません。

その結果、飲食店では紙ストローが導入され、コンビニやスーパーではレジ袋は有料化され、わが国の貴重な森林が削られて、やがては産業廃棄物となる中国製ソーラーパネルがそこらじゅうに敷き詰められています。

いつも思うのですが、そこらじゅうにソーラーパネルを敷き詰めたら、太陽光の熱が反射してかえって地球の気温が上昇してしまうのではないのか?

因みに、ホッキョクグマの減少を「地球温暖化」に結びつけている専門家やメディアもありますが、ホッキョクグマが減少しているのは毛皮欲しさに人間が密猟し過ぎている結果であって地球温暖化のせいなどではありません。

ホッキョクグマが少なくなればなるほどに毛皮が余計に高く売れるために密猟がさらに深刻化していることから、密猟を取り締まることのほうが先決です。

それに、北極の氷が崩れ落ちる映像をみせて「海面が上昇するぅ〜」とやるのも止めてほしい。

コップいっぱいに氷水が入っていたとして、仮に氷が溶けてもコップからは水は溢れない。

こんなのは小学生レベルの理科の知識さえあれば充分に理解できるはずです。

そもそも、本当に地球は温暖化しているのでしょうか。

例えば、イギリスで産業革命が起きてから今日まで、すなわち1850年から2020年までの170年間で、地球の平均気温はたった1度しか上昇していません。

これは、国連が公式に発表しているデータです。

それとも、この1度の上昇が地球にとって大きな意味や問題をもっているのでしょうか。

とにもかくにも、人間は未来の不安を煽られると極度に弱く、それが集団化するとデマに流されやすい。

財政破綻論もそのひとつです。

「このままでは、将来の子どもたちにツケがぁ〜」と言われてしまうと、「これ以上、国債を発行してはいけない…」となってしまうのと同じです。