ロシア・ウクライナ戦争がはじまってから今日で974日目です。
北朝鮮の兵隊がウクライナに投入されるという見方が出ているなか、ウクライナの政府機関が「ロシア国内の訓練施設にいる北朝鮮の兵士を撮影した…」として動画を公開しています。
ウクライナ側は「動画はロシア軍の1人が撮影したものだ」と述べ、その信憑性の高さを強調していますが、これらの情報はあくまでも西側メディアを通じて私たちのもとに届いておりますので、何らかのバイアスがかかった情報として認識しておくことが賢明だと思います。
ウクライナ側は常々「ロシアの偽情報がぁ〜」と喧伝しますが、そんなものはお互い様でしょうに。
残念ながら、現在の日本国民の情報リテラシーは総体としてさほどに高くないように思えます。
未だにロシア・ウクライナ戦争を「悪のプーチン」vs「善のゼレンスキー」という構図で捉えている人は少なくない。
「ウクライナを支援するのは当然だ」とまで言い切る政治家さえいます。
しかしながら、少なくともジャパン・ファーストの観点から我が国の外交を考えれば、ほかの国の戦争にはできるだけ関わらないというのが基本原則であり、特に今回のロシア・ウクライナ戦争は我が国との関係性が低い以上、本来であれば我が国は局外中立を貫くべきだったと思います。
にもかかわらず、米国様に言われるがままに、日本政府は早々にウクライナ支援とロシアへの経済制裁を決定し、ロシアとの関係を悪化させてしまいました。
それを日本の世論もまた、西側メディアが垂れ流す情報を鵜呑みにして後押ししました。
ロシア・ウクライナ戦争は、我が国が米国様の属国から解き放たれる一つのチャンスだったのに…
戦後80年、いつまで米国様の属国でいるのか。
ちなみに、プーチン大統領の実像は、西側メディアによってだいぶ歪められて報道されています。
そもそもプーチンが独裁者であると言うのならゼレンスキーだって負けず劣らずの「独裁者」であり、同時に彼は「ミスター汚職」の異名をも持ちます。
米国様に言われて行なった我が国の経済支援ですが、その大部分が目的どおりに使用されることなく、ゼレンスキーほか政権幹部らの懐に入ったことはよく知れているところです。(ウクライナは、世界の汚職ランキングでもトップクラス)
日本の政治家の裏金問題を許せない日本国民が、なぜゼレンスキーの汚職については許せるのでしょうか。
なお、そんなウクライナ政府とバイデン米大統領(副大統領時代)との癒着ぶりもよく知られているところで、バイデン政権が必死になってウクライナを支援しているのも、もしもウクライナが負けるようなことがあれば、これまで隠してきたことが暴露されてしまうからでしょう。
ソ連が崩壊した時もそうでしたが、給料をもらっていなかった公文書館の職員たちがアーカイブズの鍵をかけずに逃走したこともあって、それまでベールに包まれていたソ連の内情を示す一次資料が世界に拡散しました。
野坂参三がソ連のスパイであったことが発覚したのもそのためです。
それと同じように、ウクライナが負け、そのアーカイブズから資料が流失したあかつきには、バイデンファミリーの情報も明らかにされるにちがいない。
だからこそ、バイデン政権はウクライナに対するカネや武器の支援を惜しまないわけです。
お陰で、今やゼレンスキーは大金持ちです。
ロシアにオリガルヒという財閥がありますが、あの人たちと同じぐらい金持ちらしい。
なぜか日本の反戦運動家たちまでがウクライナ支援を支持していますが、この戦争が続けば続くほど武器商人たちが儲かるだけです。
日本で暗躍した有名な武器商人といえばグラバーですが、グラバーは戊辰戦争が10年から20年続くと思っていたらしい。
彼はそこに莫大な商機があると考えていました。
ところが、彼の目論見とは裏腹に、戊辰戦争は1〜2年で終わってしまい、それでグラバーは大借金を抱えてしまいます。
いつの時代でも、武器商人(軍需産業)たちはできるだけ戦争を長引かせたい。
そのために彼らはメディアを都合よく利用します。
プーチンは悪であり続け、ゼレンスキーが善であり続けていてくれれば、国際世論はいつまでもこの戦争を支持してくれる。
残念ながら、このプロパガンダ戦争に我が日本国民の多くも踊らされていると言わざるを得ない。