今朝も朝から暑い。
本日の予想最高気温はなんと35度で、例年より6〜8度も高いという。
9月中旬に入っても未だ、エアコン様にお世話にならねばなりません。
政府による電気代とガス代の補助(電気・ガス価格激変緩和対策事業)が5月使用分で終了したことで、6月及び7月使用分の請求書を見るのが恐ろしかったのですが、やはり料金が跳ね上がりました。
なぜ、7月の暑い盛りに補助を打ち切ったのか。
エアコンの使用を我慢して熱中症でお亡くなりになってしまう高齢者だっているのに。
むろん「予算が尽きたから…」というのがその理由なのですが、そもそも予算が5月で尽きることなど「分かりきっていたこと」なのですから、急ぎ補正(追加予算)を組んでくれればよかっただけの話です。
いったい国会議員たちは何をしているのか。
ちなみに、5月から経産省が「再エネ賦課金」の引き上げも行っています。
鬼のような政府です。
それでいて「(熱中症にならないために)エアコンを使用し、なるべく部屋から出ないでください…」みたいなアナウンスをしているから意味不明です。
未だ総裁選への再出馬を予定していた岸田さんは、さすがにやばいと思ったのか、8月から新たな補助(酷暑乗り切り緊急支援)を始めることにしました。
酷暑乗り切り支援金は、家庭向けの低圧電力で契約している場合の支援金額は1kWhあたり4.0円、企業向けの高圧電力で契約されている場合は1kWhあたり3.5円の補助金額となります。
ただ、これも10月使用分までの緊急措置であり、11月以降も延長されるかどうかは分かりません。
酷暑は過ぎても、実質賃金が上がらない状況が続いているわけですから物価高支援は続けるべきだと思うのですが…
新たな総理が「物価対策はセクシーでないと…」とか訳のわからないことを言って、結局は延長しない可能性が高いような気がします。
ネオリベ(新自由主義)政治は「小さな政府(カネを使わぬ政府)」を目指しますので、その帰結として必ず国民に自助を求めます。
昨今では、災害が発生するたびにテレビやラジオで「命を守る行動をとって下さい」とアナウンスされるようになりましたが、基本的な防災インフラが整備されていない中では自助にも限界があります。
公助の追求こそが政府の仕事です。
在りもしない財政破綻をでっち上げ、意味のない財政収支均衡を正当化し、公助を蔑ろにして国民に自助を求める政府など政府に値しない。