きのうは川崎市議会で一般質問に立ちました。
質問した事項は次の4つ。
①市内の橋梁施設の安全性と多摩区稲生橋交差点の改良について
②市立川崎病院の外国人患者受入医療機関の認証について
③上下水道局の公文書の取扱と職員処分について
④社会福祉法人の不正問題について
よくばって4項目も取り上げてしまいましたので持ち時間ギリギリでした。
なので②③④については、機会を改めてまたやります。
とりわけ、①については建設緑政局長から実に前向きな答弁を頂きました。
私の住む多摩区に「稲生橋」という交差点があります。
小田急線の向ヶ丘遊園駅(南口)から、民家園やプラネタリウムなどがある生田緑地に向かう道と府中県道との交差点です。
当該交差点は、平日の朝夕、土日休日の慢性的な交通渋滞が問題となっております。
例えば、近くには向ヶ丘遊園の跡地などもありますので、そこにもし商業施設などが出現しますと、周辺道路は完全にパンクします。
よって私は、交差点を改良し、交通流を円滑化するための右左折レーンを新たに確保することの必要性を以前より市議会で訴えて参りました。
とはいえ、道路施設だけでは物理的面積が足りていません。
そこで私は、交差点に架かる橋梁(稲生橋)の架替え、もしくはボックスカルバート化によりスペースを確保し交差点を改良する、いわゆる「三宅案」を提案しております。
その物理的根拠は、五反田川放水路の整備効果(五反田川の洪水を多摩川に直接放流できるようになった)により、稲生橋の下を流れる二ヶ領本川の水位が下がったことにあります。
即ち、これにより橋の架替え、もしくはボックスカルバート化による交差点の改良が可能となりました。
因みに、架替えよりもボックスカルバート化のほうがコスト面では安価ですが、どちらが良いのかは今後調査してみなければわかりません。
きのうの質疑では、当該事業を所管する建設緑政局長に対し「交差点の改良が必要と判断された場合、その対策として河川空間を有効利用する可能性…」について確認させて頂きましたところ、「河川空間を利用するなどの抜本的な対策の可能性についても確認していく」との実に前向きな答弁を頂きました。
一つの事業を一つの効果で終わらせるのではなく、その効果を他の事業にも発揮させゆく、つまり効果を各事業に連鎖的に発揮(臨界)させる発想は極めて重要であると考えます。
建設緑政局に大いに期待します。