その街が発展するためには、いくつかの必須条件があります。
少なくとも交通インフラにおいては…
①駅前広場が広く整備されていること
②都市計画道路等の幹線道路が整備され、幅員が充分に確保され、踏切が除却化されていること
③公共交通機関が充実して利便性が高いこと
しかしながら、私たちの住む多摩区は、ターミナル駅である登戸駅の駅前広場は同じターミナル駅の溝ノ口駅の3分の1以下のスペースしかなく、区内各駅にはまともな駅前広場がありません。
都市計画道路の整備率は市内7区のなかでも最低で、駅前広場の貧弱さ、踏切の多さもあってバス路線は効率性と回遊性に乏しく運営路線は縮小されるばかりです。
よって私は、各駅の駅前広場を整備し、踏切を除去し、道路網を充実させるための政策を提言しています。
例えば、世田谷町田線(世田谷通り)の拡幅事業(現行10mを20mへ)にあたり、小田急線の複々線計画(新百合ヶ丘駅まで)もあることから、既存線(小田急線)の踏切除却と複々線化を一体的に整備するため、小田急線の地下化(世田谷通りの下)を同時に行うことを議会で提案しています。
これにより踏切は除去され、各駅の駅前広場整備が行われ、小田急線の複々線化も可能になります。
なお、登戸駅前で予定されている再開発についても高層ビルの1階部分をバスターミナルなどの公共スペースにするよう提言しています。
これが具現化すれば、バスの本数が増えるだけでなく、羽田空港や成田空港行きの長距離バスの乗り入れも可能になります。
人口減少を理由にインフラ投資に否定的な見解を示す議員や候補者が多数おられますが、それは大きな間違いです。
生産年齢人口(15〜64歳人口)比率が低下するからこそ、インフラ投資により市内GDPを引き上げていく必要があります。
市税収入は市内GDPに比例し、市内GDPはインフラ投資に比例しますので、財源論に陥る必要はありません。
財源論に陥ったら政策論は負けです。
いよいよ今日から川崎市議会議員選挙がはじまります。(投票日:4月9日)
限られた選挙期間ではありますが、川崎市にとって必要な政策を愚直に訴えてまいります。