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議会報告 01 川崎市政

ルサンチマンで公務員を削減しすぎたツケ2019/09/22    

事実に基づき思考し発言しよう、というモチベーションが極めて低い人たちで世は溢れています。

とりわけ政治行政の世界に多い。

例えば「日本は公務員が多い…だからもっと行政改革を進めて公務員を減らせ〜」と、いたずらに国民のルサンチマン(鬱屈とした不満)を煽る者が跡を絶ちません。

では、客観的な数字に基づいて公務員数の国際比較(2016年ベース)をみてみましょう。

確かに、バンブラディッシュに比べれば「日本の公務員は多い」と言えるかもしれません。

でも、あのサッチャー改革により公務員数を大幅に削減した英国よりも、だいぶ少ないぞ!

多い少ないの議論を行う際には、こうした具体的な数値に基づいた比較対象が必要です。

残念ながら、こうした数字は一切無視されて、公務員に対するルサンチマンが世に蔓延してきたことによって公務員数は減らされ続けてきました。

なお、国もさることながら、地方公共団体における職員の削減具合も酷い。

先日、台風15号で被災した千葉県でもそうでしたが、今や自治体の職員が足らず、災害時の被害状況を正確に把握することさえも困難になっています。

今や「もっと自治体職員(地方公務員)を減らし、派遣や非正規雇用を積極的に活用することで人件費を節約するべきだ」という恐ろしい考え方が世を闊歩しています。

災害時の公務員には、たとえ家族を置き去りにしてでも災害現場に向かわなければならない公僕としての義務が課せられています。

むろん、派遣や非正規職員には、そんな義務はない。

ご承知のとおり、我が国は世界に類例のないほどの超自然災害大国です。

こうした国において、いたずらにイメージのみで思考し行動していると、結果として国民自らが己の首を締めることになってしまいます。

国であれ地方であれ、議員や公務員と呼ばれるものはイメージだけで物事を思考してはならず、世の通説には常に疑いをもってかかり、事実に基づく思考と発言の癖をつけて正しいメッセージを国民に発信しつづけなければならない。