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議会報告 02 政治・経済

先人たちによる「設備投資」の恩恵に甘んじる日本2019/09/02    

今日は、財務省からQ2(4〜6月期)の『法人企業統計調査』が発表されます。

注目されている設備投資は、どうやら厳しい数値になる模様ようです。

このブログを書いている今(午前8時)はまだ発表前ですので、とりあえずQ1(1〜3月期)までの設備投資(ソフトウェアを除く)額の推移をグラフ化してみました。

上のグラフのとおり、戦後の高度成長期から1990年頃までの日本経済は、まさしく「資本主義」の王道をいっていたことがわかります。

即ち、借金して新たな設備(固定資産)を形成し、労働者一人あたりの生産性(所得)を向上させていく、という資本主義の王道です。

1990年以降は、つまり「これからわグローバリズムの時代だ」「これからは株主のための経営が大事だ」と言われはじめたころから、日本企業は設備投資より、あるいは従業員の待遇よりも株主配当を重視しはじめました。

上のグラフの赤線矢印のごとく、株主への配当金はうなぎのぼりで上昇してきました。

長引くデフレによって徐々に毀損されはじめている我が国の供給能力(モノやサービスをつくる力)ですが、今はまだかつての右肩上がりの設備投資(生産資産の構築)の恩恵を受け、かろうじてその能力を保っていますが、この30年間の設備投資の低迷により、やがて大きなツケとなって私たち日本国民を経済的に苦しめることになることでしょう。

資本主義とは、「おカネ主義」のことではありません。

新たな生産資産(資本)を形成することで経済を成長させるシステムを是とする主義のことです。