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議会報告 01 川崎市政

不登校児童生徒数が約3倍に…2019/09/01    

文科省の調査によると、不登校の児童(小学生)と生徒(中学生)の数が、1991年比で約3倍(2016年時点)にまで増えていることが明らかになりました。

むろん、年々進んでいる少子化によって全児童生徒数は減っていますが、不登校児童生徒の比率が約3倍になっています。

「不登校」の文科省定義は、「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景によって登校しない、あるいは登校したくてもできない状況にあるために年間30日以上欠席した者」となります。

ただし、病気や経済的な理由による不登校は除かれます。

なお同調査結果によれば、不登校児童生徒になった要因は次のとおりです。

要するに、児童生徒の「無気力」と、学校に通うことの「不安」とで全体の6割以上を占めています。

「不安」といっても、その種類と対象は様々でしょう。

ただ、子供であれ大人であれ、人間なら誰しも、家を一歩出れば「何かしらの不安」を抱えているものです。

生きていく以上、否が応でもその不安に立ち向かい、適度なところで「他」との折り合いをつけ、周囲の人たちなどの協力を得つつ自己解決していくしかありません。

すべての人が「不安だから会社に行きたくない…」となったら、むろん世は成り立たない。

もしも「不安」を理由とした不登校も、その不安に立ち向かう「気力」の欠如が要因だとすれば、不登校となる要因の6割以上は「無気力」といっていいのかもしれません。

とはいえ、むろん「無気力」は病気でもなく、好き好んで「無気力」になる児童生徒も皆無です。

児童生徒が「無気力」となる要因は、ほぼ証明されてます。

それ即ち「脳の機能低下」です。

ただし、ここでいう脳とは、言語、芸術、科学など高度な精神機能を司る大脳のことではありません。

もっと原始的な「脳幹」と呼ばれる部分を指します。

脳幹は、生命維持に関わる事柄(血液、呼吸、免疫など)や、感情のもとになる情動をコントロールする非常に大切な部分です。

まさに「生命の脳」とも呼ばれています。

この脳幹の機能が衰えれば、生体の恒常性を保つ力や外敵から身を守る免疫機能などが衰え、喘息やアトピーなどのアレルギー性疾患を罹患したり、「無気力」になったり、あるいは「粗暴」になったりします。

なによりも、児童生徒の脳幹機能を低下させている最大の要因は、「叱るよりも褒めろ」「子供の自由や権利が大事」「体罰は悪」「先生と生徒は友達であり同権」「子供に不快感を与えてはならない」などなど間違った思想に基づく歪んだ教育論にあります。

不登校となった児童生徒は、こうした間違った教育論に基づく教育を強制的に受けさせられた、いわば被害者です。

幼少期の適切な脳幹トレーニングこそが、子供たちの「生きる力」を育みます。