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議会報告 01 川崎市政

川崎市人事委員会の矛盾2019/08/28    

川崎市は、市立看護短大を4年制大学とするための準備と手続きを着々と進めています。

手続きが順調にいけば、令和4(2022)年4月には開学される予定です。

この4年制となった看護大学を、高度な知識と技能をもつ優秀な看護人材を育成するための拠点とし、例えば卒業した看護人材を市内の医療機関に輩出することができます。

これまでのような人材流出に歯止めをかけることにもつながります。

しかしながら、市立看護短大が4年制大学として新たなスタートラインに立とうとするなか、当該大学は実に不愉快で釈然としない人事問題を一つ抱えてます。

例の「カラ出張先生…」の問題です。

研究費を騙し取るため虚偽の出張申請を提出した「カラ出張先生」ですが、その後バレて相手の大学に隠ぺい工作を行ったことが判明するも一切反省なし。

今年3月28日に3ヶ月の停職処分を受けたものの、既に復職しています。

なんとこの先生、3ヶ月の停職処分を不服として人事委員会に審査請求書(不服申し立て)を提出しています。

虚偽の出張を認めて処分を受けているにもかかわらず市の処分に不服を申し立てるとは、あくまでも非を認めない、という姿勢らしい。

4年制大学へと生まれ変わったとして、こんな先生のいる大学に果たして通いたいと思う学生さんはいるのでしょうか。

この種の職員の首を切れないところが公務員制度の問題点です。

さらに納得できないのは、川崎市の人事委員会の姿勢です。

さきほど「3ヶ月の停職処分を不服として人事委員会に審査請求書(不服申し立て)を提出しています」と述べましたが、本市の人事委員会は、当該教員が人事委員会に処分不服の審査請求書を出した事実を職員の個人情報保護の観点から公開できないとしていることです。

なのに今回、どうして審査請求が提出された事実を知る得ることができたのかと言いますと、大学側が当該教員に公開の是非をたずね、当該教員が「公開してよい」と許可をだしたからです。

もしも本人が「公開は駄目」と言っていたら、処分不服の審査請求を提出された事実が公開されることはありませんでした。

せめて大学に通う学生さんやその保護者の皆さんには、当該教員が処分不服の審査請求を提出した事実、即ちカラ出張先生が「非を認めていない事実」を知る権利があるだろうに。

それを人事委員会は、カラ出張先生の個人情報保護のほうが大事だから公開しないと言っています。

ところが川崎市の人事委員会は、その年次報告書のなかで「不利益処分についての審査請求」という項を設けて、その年に提出された処分事案の内容、提出年月日、申立事項を平然と公表しています。

地方公務員法は処分を受けた日から3ヶ月以内に「処分不服」の申請書を人事委員会に提出できるとしています。

つまり、年報の申請年月日と処分内容を見れば当該事案を特定することが可能です。

例えば、カラ出張先生に処分が下されたのは、今年の3月28日です。

よって審査請求できるのは、6月27日までです。

ということは、昨年の12月29日から今年の6月27日の間に停職処分を受けた職員が他にいなった場合、年度末に公表される人事委員会年報にはこのカラ出張先生の停職処分事案だけが「処分内容=停職」と掲載され簡単に特定できます。

そもそも停職処分で審査請求する職員は限られていますので確認は容易です。

因みに、過去10年の年報を調べてみましたが、停職処分で不服申請を提出している事案は1件だけでした。

結局「職員の個人情報保護のため…」と言いながら、人事委員会は個人情報の保護すらもできてないわけです。

なによりも、当の本人が「公表してよい…」と言っているのに、人事委員会が「公表できない…」と言う。

それでいて年報には中途半端に掲載するものだから結局は事案が特定されてしまう。

川崎市の人事委員会がここまでアホだとは思いませんでした。

しかも、人事委員会には公表するしないの基準(ルール)すらありません。

基準(ルール)がない…ということは、そのときの人事委員会のご都合で決めてられるということです。

今日(8月28日)の健康福祉委員会での私と人事委員会とのやり取りをお聞き頂ければ明らかです。