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議会報告 02 政治・経済

正しい昭和史を知ろう #2
有条件降伏から74年目
2019/08/14    

世の中には、例えば「馬」の絵や写真を見せ、生物学的視点からも懇切丁寧に理を尽くして「これは馬なんですよ」と説明してあげても、「いや、これは鹿だ」と言い張る人たちがいます。

といって「鹿だ」と言い張る人たちに、おそらく悪意はない。

悪意はないが、どのような真実を突きつけられても「いや、それでもやはりこれは鹿なんだ。この際、鹿であるべきなんだ」と思い込んでしまうという、いわば思想的メカニズムが理性のどこかに組み込まれているらしい。

因みに、たしか心理学の世界では、これを「認知的不協和」と呼ぶのではないか。

昭和20(1945)年の玉音放送から明日で74年目を迎えることから、ここ数日、テレビでは先の大戦に関する報道、ドラマ、映画、歴史番組などが数多く放映されています。

観ていて、あいかわらず辟易とするのが「日本はポツダム宣言を受諾し無条件降伏した」という嘘。

「日本がポツダム宣言を受諾した」のは本当です。

しかし、「日本が無条件降伏した」というのは明らかな嘘です。

テレビや新聞が真実を捻じ曲げ、有害情報を平然と垂れ流すのは今日にはじまったことではありませんが、こちらも根負けせず、微力ながらも真実を発信しつづけねばならないと思っております。

学者にせよ、評論家にせよ、専門家にせよ、「日本は無条件降伏した」という輩は、『ポツダム宣言』や『降伏文書』をまともに読んだことがない人たちです。

例えば、『ポツダム宣言』第5条の冒頭には「我ら(連合国)の条件は左のごとし…」とあり、様々な条件が提示(オファー)されています。

むろん、それらの条件のなかに「日本政府は無条件で降伏せよ」などという条件は入っていません。

我が国は『ポツダム宣言』に提示された条件に基づいて、9月2日、東京湾に浮かぶ米戦艦ミズーリ甲板上で『降伏文書』に調印したのです。

その『降伏文書』第2条には、連合国に対する「日本国軍隊の…」無条件降伏が謳われています。

であるからこそ我が国政府は、これら『ポツダム宣言』や『降伏文書』に謳われた条件に従って、日本国軍隊を無条件で降伏させたのです。

ところが、これら『ポツダム宣言』や『降伏文書』を読んだことのない人たち、あるいは読んだとしてもまじめに読んだことのない人たちが、いつのまにか「日本国軍隊の…」を「日本国の…」にしてしまったのです。

やがて「日本国の無条件降伏」(間違い)が独り歩きしはじめ、多くの日本国民がそれを史実として誤解するようになりました。

我が国の降伏が、有条件だったのか、それとも無条件だったのか、この違いは大きい。

例えば、戦後の日本を歪め蝕めてきた「東京裁判史観」に正当性を与えるか否かの問題に関わります。

馬を見せられても「それでもこれは鹿なんだ…」と言い張る人たちは「日本は無条件降伏したんだから“東京裁判(史観)”を押し付けられても仕方がないじゃいか…」と言いたいでしょう。

こういうのをGHQの犬と言います。

“馬と鹿の区別のつかない人”につける薬はない。

そういう人は、自分が犬であることにも気づかないのだろう…きっと。

明日につづく…