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議会報告 02 政治・経済

のび太くんとスネオくん2019/07/23    

ここのところ珍しく韓国政府に対し厳しい(ふつうの)外交姿勢で臨んでいる安倍政権です。(むろん、参議院選挙の真っ最中だったから、ということもあったのでしょうけれど…)

一見、ジャイアン(米国様)の威を借るスネオくんみたいではあるものの、やらないよりやったほうがいい。

ただし、最終的に中途半端な妥協だけはしないでほしい。

韓国はもちろんのこと国際社会にむけて、堂々かつ毅然として日本の立場(理)を発信してもらいたいと思います。

さて、対韓外交は別として、「対米基調による国際協調」以外に適切な外交オプションを見つけられないのが、安倍政権のみならず現在の我が国の実状です。

外交とは、その国の「経済力(文化力を含む)」「防衛力」を背景に行われるものです。

防衛力を米国様(特に米海軍)に依存してきた我が国は、とりわけ「経済力」が唯一の頼りの綱でありましたが、昨今はデフレ経済の長期化により、この20年間、先進国のなかで最も成長していない国に成り果ててしまいました。

米国様が「もう世界の警察官を辞めた〜い」と言い出している今、米国様に依存してきた我が国の防衛力にも黄色信号が灯っています。

ジャイアンの威を借りることすらできなくなる時代が、すぐそこまで来ています。

そうしたなか、我が国のエネルギー安全保障にも大きな影響を与え、各国にとっても石油輸送の大動脈となっている中東ホルムズ海峡周辺がきな臭くなっています。

日本のタンカーが攻撃されたり、パナマ船籍のタンカーが行方知れずになったりと…

19日には、英国の石油タンカー2隻が相次いで拿捕される事件が起きました。

退任の日が迫るテリーザ・メイ英首相は「国家緊急治安特別会議」を招集して対応を協議しています。

ジェレミー・ハント英外相は「こうした拿捕は受け入れられない。航行の自由を維持することは不可欠だ。すべての船舶は安全かつ自由に航行できる」と非難しています。

一方、米国(トランプ大統領)は、これらの問題を各国共同による「有志連合」で対応しようよ、と言っています。

今後、米国とイランとが全面対決することも、あるいはイランが一方的に妥協してホルムズ海峡の安全航行が確保されることも共に考え難い。

おそらくは事態は長期化し、詰まることろ米国の主導する「有志連合」が組まれ、英国をはじめホルムズ海峡の自由航行を望む国々による有志連合軍が結成されることになるでしょう。

そのとき、我が国はどうするのでしょうか?

冷戦構造の異物のごとく占領憲法9条を盾にして「何が何でも自衛隊を海外に出してはならな〜い!」と泣き叫び続けている人たちも多々おられますが、我が国が使用する石油の8割がホルムズ海峡を通過しています。

それほどホルムズ海峡に依存している我が国が「うちは兵隊を出せないので、仕方がないからおカネだけを出しまーす。あとはよろしくー」とでも国際社会にむけて発信するのでしょうか。

益々もって、スネオみたいだ。

ドラえもんの四次元ポケット(9条による平和という幻想)に頼り切って怠けている「のび太くん」も駄目だけど、カネをちらつかせてジャイアンの後ろでしかモノを言えないスネオくんはもっと嫌いだ。

因みに、我が国の憲法(占領憲法)は、自衛隊の「有志連合」への参加を否定もしていないし肯定もしていません。

よって、現行憲法を盾に有志連合への参加を絶対的に否定することはできない。