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議会報告 02 政治・経済

デフレ内閣が支持される不思議2019/07/20    

企業や個人が銀行からおカネを借り入れる際の金利は、コールレート(無担保オーバーナイト物)と呼ばれる短期金利によって決定されます。

因みに、コールレート市場は、次の日に返済するからオーバーナイト物(翌日物)と言います。

コールレートは中央銀行たる日銀が政策的に介入し調整されています。

下のグラフでいうと、青色の線グラフです。

ご覧のとおり、マイナスで推移しています。

むろん、借りてが少ない(資金需要が少ない)からです。

一方、緑色の線グラフが長期金利ですが、再びマイナスに突入して短期金利よりも下回る格好になっています。

6月末の終値で、なんと「マイナス0.165%」にまで落ち込んでいます。

金利とは、将来のおカネを今いくらで買うのか、といういわばおカネの値段です。

よって当然のことながら、期間が長くなれば長くなるほど不確実性の高まる長期の金利は短期金利(1年以内)に比べて高くなるのが相場です。

ところが現在の日本では、明日のおカネよりも10年後のおカネのほうが安いという奇妙な状況に陥っています。

理由は、むろん「デフレ化」です。

「このままでは破綻するぅ〜」と言われてきた日本政府の発行する国債が、マイナス金利(額面価値は上昇)で取引されている不思議さに未だ疑問をもてない人たちが多くいますが、いいかげんに目を覚ましてほしい。

あるいは「深刻な政府債務残高は日本国債の信用を引き下げ、やがて金利が上昇するぅ〜」と言って危機を煽ってきた人たち、いったい何時(いつ)になったら金利が急激に上昇するのか教えてほしい。

屁理屈ばかりこねて現実を見ようとしない人たちが、あまりにも多すぎるように思えます。

きのうも、おカネの借り手が少ない理由を「日本の企業に投資意欲がなく内部留保を貯めているからだぁ〜」と言う人がいましたが、それは資金需要の少ない原因ではなく結果です。

多くの企業が投資意欲に乏しいのは、デフレにより需要の拡大が見込めないからに過ぎません。

それに、個々の企業の投資意欲というのは、あくまでもミクロの話です。

デフレは、マクロ経済の話です。

失礼ながら、ミクロとマクロの話をごっちゃにしていては正しい因果関係を捉えることができず真実には到達できない。

安倍政権は、速やかに財政支出を拡大し、日本経済をデフレから脱却させるべきです。

日銀に金融緩和を押し付けたところで、政府が一向に歳出拡大をしないけぎり、絶対にデフレを克服することはできません。

それどころか安倍政権は消費税増税(8%→10%)を断交しようとしています。

何度でも言います。

安倍内閣は、デフレ内閣です。

いよいよ明日に投票日を迎えた参議院選挙。

世論調査によれば、それでも与党が優勢なのだとか…