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議会報告 02 政治・経済

国際社会で名誉ある地位を占めるためには…2019/07/12    

昨日のブログの続きですが、現行憲法(占領憲法)が禁じている「武力行使」は、あくまでも「国権の発動たる武力行使」です。

一方、集団安保(集団的自衛権ではない)の「武力行使」は、いわば町会の夜警みたいなもので、これに参加しないと町会(国際社会)において名誉ある地位を占めることはできません。

とはいえ「日本は国連(集団安保)という町会活動にちゃんとおカネを拠出してきたじゃないか!…という意見もありましょう。

たしかに、おカネを出すのも、基地を提供するのも、兵站支援するのも、立派な国際協力(町会活動)かもしれません。

しかし、町会が行う街のドブさらい事業に「うちはおカネと道具だけを提供しますから、あとは宜しく…」では周囲からの心証は悪く、やはり名誉ある地位を占めることは難しい。

かつて、ロンドン警視庁もなく秩序維持機構が不十分だったころのイングランドでは、その地域で犯罪が発生すると、その地域に住む人達が世帯単位で一致協力して犯人を捕まえ、その地域の秩序維持に努めていました。

そうした秩序維持活動に参加しない世帯には罰則があり、しかも世帯の資産力に応じて世帯ごとに武器を保有することが義務付けられていたそうです。

これを英米法で「犯罪の防止」といい、現在の「集団安保」の起源となっている慣習法です。

つまり「集団安保」の責務を果たすためには、国力(GDP)に応じた兵力と武器、即ち軍事力を保有することが求められています。

昨今(2017年)、国連加盟国(集団安保加盟国)の平均的な軍事予算は概ね対GDP2%となっています。

そこで、軍事費の対GDP比率の国際比較をグラフにしてみました。

上のグラフをご覧のとおり、「1%」を切っているのは日本だけです。

これでは「一国平和主義」と批判されても文句は言えません。

しかも、デフレでGDPが成長していない中での「0.9%」です。

ここでもまた「プライマリーバランス」という収支均衡至上主義が大いなるネックになっています。

いわば、プライマリーバランスが防衛費を抑制し、我が国を「国際社会において名誉ある地位を占めることのできない国」にしています。