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議会報告 01 川崎市政

副読本『かわさき2019』2019/06/05    

過日、川崎市教育委員会から副読本『かわさき2019』が発行されました。

副読本には、川崎の地理や歴史のみならず産業面や文化面についても詳しく解説がなされており、主として市立小学校等の学習教材として使われています。

実は…この川崎市の副読本、昔は実に酷い内容のものでした。

例えば、稲作伝来についての記述は「稲作は朝鮮半島からもたらされた」と断定的に記載し、あるいは「日中戦争」「太平洋戦争」という言葉が平然と使われ、まさに東京裁判史観に基づく自虐史観教材そのものでした。

正しくは「シナ事変」であり「大東亜戦争」です。

「戦争」と「事変」とでは、また「太平洋戦争」と「大東亜戦争」とでは、事の真相を正しく理解するうえで大きな違いがあります。

手前味噌で恐縮ですが、私が市議会議員に当選したてのころに行った教育委員会への執拗な議会質問によって、その後、川崎市の副読本から「大東亜戦争」という文字が消えました。(残念ながら「日中戦争」という記載だけは未だ残っています)

副読本策定者の中には依然として「東京裁判史観」派がいるのでしょう。

それでも、良識ある教育委員会の職員さんたちの頑張りもあって、今ではだいぶ記述内容は良くなりました。

稲作伝来についても「伝来は朝鮮半島のみならず大陸からも直接伝わった」と両論併記にしてくれました。

そもそも南方の植物である稲が、オンドルを使わなければ寒さを凌げない朝鮮半島を通じて伝わってくる事自体がどうにも不自然だろうに…

ソウルの緯度は、新潟市とほぼ同じです。

ふつうに考えれば、大陸からほぼ同じ時期に日本列島(九州や沖縄あたり)と朝鮮半島東部に伝わってきたと理解するほうが自然です。

結局、教育委員会は「両論併記」を落とし所にしたわけです。

あのときの議会質問では、ほかの記述についても様々に指摘したところ、紆余曲折を経てだいぶ改善してくれました。

とはいえ、まだまだ課題は多い。

さて、過去のこととはいえ歴史はまさに生き物です。

例えば、世界最古の土器が青森県の大平山元遺跡から出土したのをご存知でしょうか。

なんと約1万6500年前の土器です。

世界的にみても、それまで発見された最も古い土器は約9千年前のものです。

しかも、日本で発見される縄文時代の土器は「古さ」や「種類」の点でも他地域とと比べて群を抜いています。

我が国の縄文時代が、世界最先端の高度な「土器文明」だった所以です。

近年、「プラントオパール分析法」や「放射性炭素年代測定法」などの分析測定技術の発達により、それまで不明確だった史実がだいぶ正確に解るようになっています。

これら最新の分析法や測定法によれば、日本で稲作が始まったのはなんと約6000年前、水田稲作のはじまりは約3000年前とのことです。

また、巷では「弥生時代に100万人の渡来人が日本にやってきた」などの嘘がまかり通っていますが、弥生時代に日本に来た渡来人は年に僅か数家族でした。

そのこともまた既に証明されている事実です。

私たちが学校で習っきた「史実」とは、だいぶ様相が変わっています。