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議会報告 02 政治・経済

政治家は統計を読み解く力をもて!2019/05/21    

昨日(5月20日)、注目されていた1-3月期のGPD速報値が内閣府から発表されました。

日本経済新聞によると…

『1~3月GDP、年率2.1%増 個人消費は0.1%減
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL20HAG_Q9A520C1000000/
内閣府が20日発表した1~3月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除く実質で前期比0.5%増、年率換算では2.1%増だった。2四半期連続のプラス成長となった。(後略)』

記事を読むと、いかにも景気が底堅いような印象を受けてしまいます。

とはいえ、この新聞社は、とりわけ財政経済については天下の御用新聞なので、そのバイアスを加味して記事を読み込む必要があります。

GDP増減率の内訳をよくみますと、輸出と輸入の落ち込みがひどい。

そこで輸出と輸入を額面ベースでみてみます。

輸出は101.2兆円から97.5兆円に減り、輸出は102.9兆円から94.7兆円に激減しています。

GDP(国内総生産)の計算式は次のとおりです。

消費 + 投資 + 純輸出(輸出−輸入)

もうお解りだと思いますが…

今回(19年1−3月期)、GDP速報値がかろうじてプラス化したのは、輸出の落ち込み以上に輸入が落ち込んでしまったために純輸出(輸出−輸入)が増え、結果としてGDPが底上げされたのです。

輸入が落ち込んだ理由は、むろん内需の冷え込みです。

即ち、日本国民の購買力が低下しているわけです。

統計には、どうしても欠点があります。

そのため、ふかく読み解く努力が求められます。

政治行政に携わる者はがそのことを怠れば、正しい政策判断を行うことはできません。

現に茂木大臣(経済再生担当相)は、今回の速報値を受けて「消費税は予定どおりに…」と発言されています。