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緊縮財政圧力に抗えなかった時代2018/11/21

財務大臣の諮問機関である「財政制度等審議会」が昨日(11月20日)、2019年度予算への提言をまとめました。 失礼ながら、その総括がいかにもお粗末で苦笑しました。 総括は、平成の30年間を振り返って「負担の先送り圧力に抗えなかった時代だった」として、それを踏まえ「こういった赤字体質を継続させないという強い意志で財政に取り組む必要がある」とのことです。 負担とは、要するに消費税増 … “緊縮財政圧力に抗えなかった時代”の続きを読む


発展途上国モデルと川崎市「収支フレーム」2018/08/21

川崎市財政局は、予め毎年の歳出や歳入の枠を決めておく、いわゆる「収支フレーム」を策定し、これを指針に財政を運営しています。 本来、財政というものは、そのときの国民経済(川崎市の場合は市民経済)の状況に応じてフレキシブル(時には赤字が必要な局面もある)に運用されるべきものでありますが、現今の経済学や財政学がデフレ経済を想定していないこと、あるいはマクロ経済の視点に欠けていることか … “発展途上国モデルと川崎市「収支フレーム」”の続きを読む


消費税と税収総額2018/04/26

もしも「骨太の方針2018」にPB黒字化目標が盛り込まれ、このまま財務省主導の財政運営が続いていくとなると、来年(2019年)10月の消費税増税(8%→10%)はほぼ濃厚になってしまいます。 いま騒がれている森友問題、偽造公文書問題、事務次官のセクハラ疑惑等々も、むろん重要な問題ではありますが、なんといっても財務省の緊縮財政路線、PB黒字化絶対主義は我が国の存亡にかかわる極めて … “消費税と税収総額”の続きを読む


「財出派」と「緊縮派」 の攻防2018/04/23

IMF(国際通貨基金)の古沢副専務理事が、ロイターのインタビューに対し、日本銀行の「国債買い入れ量の説明」に改善の余地があると指摘されました。 『日銀、国債買い入れ量の説明に改善余地=古沢IMF副専務理事 https://jp.reuters.com/article/imf-furusawa-boj-idJPKBN1HT05F 国際通貨基金(IMF)の古沢満宏・副専務理事(元財 … “「財出派」と「緊縮派」 の攻防”の続きを読む


日本政府の純債務残高対GDP比は「ゼロ」2018/04/18

財務省がことさらに喧伝するお約束のグラフ… そのグラフとは、政府の「債務残高の国際比較(対GDP比)」です。 上のグラフを示しつつ、財務省は次にように解説を加えて国民に警鐘を鳴らします。 「債務残高の対GDP比をみると、1990年代後半に財政健全化を着実に進めた主要先進国と比較して、我が国は急速に悪化しており、最悪の水準になっている」 だからこそ緊縮財政が正義なんだ、と彼らは言 … “日本政府の純債務残高対GDP比は「ゼロ」”の続きを読む


平成の政治経済を支配したイデオロギーの終焉2018/03/03

今日は、女児の幸せを祈る桃の節句(ひな祭り)です。 つい先日、年が明けた、と思っていたのに気がつけばもう3月で、年を追うごとに月日の移り行く早さを感じます。 振り返ってみますと、ちょうど私が高校を卒業し大学に入学した年が平成元(1989)年でしたので、あれから今年で30年ということになります。 来年の5月には元号が改まることから、事実上、平成の御代は今年で終わります。 政治経済 … “平成の政治経済を支配したイデオロギーの終焉”の続きを読む


安くなるはずの郵便料金が…2018/02/25

小泉内閣時代、いわゆる「構造改革」の名のもとに郵政3事業(郵便・郵貯・簡保)が民営化されました。 あのとき小泉さんは、「民間にできることは民間に…」と言い、「民間(株式会社)にやらせれば、企業努力によって今よりも料金が下がり、サービスは向上する…」とも言っていました。 ところが… 『年賀62円に値上げ、3.5億枚販売減も 日本郵便が発表 https://www.nikkei.c … “安くなるはずの郵便料金が…”の続きを読む


悔しいけれど「見習う」べき2018/01/27

スイス・ダボスで開かれている世界経済フォーラム(ダボス会議)で、黒田日銀総裁が「インフレ率がようやく目標の2%に近い状況にある」と発言されました。 これはダボス会議のパネル討論会での発言のようで、総裁は「賃金が上昇しつつある兆候が幾つか見られ、物価については一部で既に上昇し始めている。ここ数年非常に弱い状態が続いている中・長期のインフレ期待も若干上向きつつある」と英語でお話しさ … “悔しいけれど「見習う」べき”の続きを読む


薄らネオリベが跋扈する日本2017/08/16

7月下旬、日本政府は冷凍牛肉を対象にしたセーフガード(緊急輸入制限)の発動を発表しました。 セーフガードとは、特定品目の急激な輸入量が国内産業に重大な損害を与えていることが認められ、なおかつ国民経済上緊急の必要性が認められる場合に、損害を回避するための関税の賦課、または輸入数量の制限を行うものです。 今回は、冷凍牛肉の輸入量が規定量を超過したため、豪州産を除く対象牛肉にかかる関 … “薄らネオリベが跋扈する日本”の続きを読む


忍びよる量的緩和の強制終了2017/08/07

誰かによって生産されたモノやサービスを、ほかの誰かがおカネを払って購入する。 究極的には、これが実体経済です。 そのとき、購入量が増えることを需要の拡大と言います。 例えば需要の一つである消費の量をみるには、物価の上昇率をみればいい。 なぜなら、物価はモノやサービスの購入量が増えたときに上昇しますので。 そこで、川崎市における6月の消費者物価指数をみますと、前年同月比0.3%で … “忍びよる量的緩和の強制終了”の続きを読む