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実質賃金を低迷させている「株主資本主義」2018/05/12

野田聖子総務大臣が、ロイターのインタビューに対し次にように応じています。 1.金融政策について… 「マイナス金利のような異次元の金融緩和政策は、長く続けてはいけない」 2.日銀が物価目標を設定することについて… 「物価2%ありきではなく、経済の回復ありきの2%という原理原則に戻したほうがいいのではないか」「成長のためには個人消費が鍵となり、個人消費拡大には賃金上昇が重要だ」 は … “実質賃金を低迷させている「株主資本主義」”の続きを読む


2月の実質賃金(確定値)はマイナス1.2%2018/04/22

4月20日、厚生労働省から実質賃金の確定値が発表されました。 2月の確定値は、速報値(前年同月比マイナス0.9%)をさらに下回り、なんとマイナス1.2%です。 下のグラフのとおり、2016年10月以降、我が国の実質賃金は一度として前年同月を上回ったことがありません。 これでよく「アベノミクスはうまくいっている」なんて言えますね。 実質賃金は、次の計算方法によって算出されます。 … “2月の実質賃金(確定値)はマイナス1.2%”の続きを読む


雇用は増えたが…2018/04/09

日本経済新聞に、「アベノミクスによって雇用は増えたが、賃金水準の低いサービスに雇用が集中しており、手取り収入が増えず労働の質は高まっていない」という記事がありました。 『雇用は増えたが… 生産性・賃金低いサービス業に集中 高度成長期と異なる構図 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29130260X00C18A4EA3000/ 2012年に … “雇用は増えたが…”の続きを読む


都合の悪い統計を無視する政府2018/03/18

実質賃金は、国民の「豊かさ」を示す代表的指標といっていい。 3月9日に厚生労働省から発表された1月の実質賃金(きまって支給する給与)は、なんと -1.4%(速報値)という極めて衝撃的な数字でした。 下のグラフのとおり、一昨年(2016年)の9月以降、実質賃金(きまって支給する給与)は一度もプラスに転じたことがなく、ただただ下がり続ける一方です。 きまって支給する給与、即ち恒常的 … “都合の悪い統計を無視する政府”の続きを読む


職と食と実質賃金2018/02/01

1月30日、トランプ米大統領の一般教書演説が行われました。 そのとき議場には、自家製の松葉づえを高く掲げ、トランプ米大統領の演説に満場の拍手をおくる脱北者のチ・ソンホ氏の姿がありました。 チ・ソンホ氏は、片腕と片足を失いつつも、2006年に北朝鮮の独裁体制から逃れた脱北者です。 その「脱北者の悲劇」をトランプ米大統領が一般教書演説で紹介して北朝鮮を痛烈に批判したわけです。 大統 … “職と食と実質賃金”の続きを読む


日銀総裁の責任を問う前に…2018/01/12

1月9日に厚生労働者から発表された昨年11月の実質賃金(速報値)は、「きまって支給する給与」が再びマイナスになりました。 上のグラフのとおり、一昨年の9月以降、実質賃金は一度もプラスに転じたことがありません。 金融経済において株価や地価がどんなに上がろうとも、実体経済において実質賃金が上昇しないかぎり、国民が景況感や豊かさを実感することはありえません。 昨日のブログでも掲載しま … “日銀総裁の責任を問う前に…”の続きを読む


この1年間、実質賃金は一度も前年同月を上回らず2017/12/29

去る12月22日に厚生労働省から発表された10月の実質賃金(確報値)は、前年同月比でゼロ%でした。 さっそく、昨年4月以降の実質賃金をグラフ化してみました。 結局、この1年間(昨年10月以降)、前年同月比を一度も上回ることができませんでした。 就業者数が増えても、そして一人あたりの労働時間が増えても、肝心の実質賃金が上がらない。 これを国民の貧困化といいます。 働けど働けど賃金 … “この1年間、実質賃金は一度も前年同月を上回らず”の続きを読む


拡大する銀行カードローン残高2017/12/25

銀行の個人向けカードローンの残高が急増しています。 国内銀行138行の6月末時点の貸出残高は5兆6793億円にまで膨れ上がっています。 銀行カードローンとはいえ消費者金融並みの高金利で、また貸金業法で定められた融資額の制限が適用されていないため、一部報道では多重債務対策の抜け穴になりかねないという指摘もでています。 過剰融資を懸念する声が強まっているのも頷けます。 3月の段階で … “拡大する銀行カードローン残高”の続きを読む


ネオリベ構造改革とグローバリズムの被害者2017/12/10

ネオリベ構造改革派は、「雇用の流動化」だの「働き方の多様化」だのと言って雇用規制の緩和を正当化してきました。 また彼らは「会社は株主のモノ」だの「コーポレートガバナンスが大事」だのと、まるで株主資本主義こそが真の資本主義の姿であるかのように妄信してきました。 「それが、グローバリズムの時代じゃないか」と… 結果、会社は社会の公器である、という日本の企業文化は廃れ、経営者にとって … “ネオリベ構造改革とグローバリズムの被害者”の続きを読む


株価上昇と国民の景気実感2017/12/03

12月1日に総務省から発表された家計調査(10月速報値)によりますと、実質消費支出(二人以上の世帯)は、前月比でマイナス2.0%、前年同月比でプラスマイナスゼロでした。 前年同月比を時系列でみると、下のグラフのとおりです。 消費税増税(5%→8%)の後、プラスに転じたのはたったの2回(2016年2月は閏月効果)だけです。 実質消費支出がマイナス化するということは、国民が買い物を … “株価上昇と国民の景気実感”の続きを読む