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下天の幻 第9回
「信長軍は専門家集団」
2004/11/23

 前述のとおり、信長はお金で兵士を雇った。そのことが、当時としては実に画期的であったことも繰り返し述べた。  ここで誤解なきよう断っておかねばならない。  私は、信長が金にものをいわせた、ということを論じているのではない。かれは、お金の掛けどころ(あるいは賭けどころといってもいい)を変えた。そのことを論じようとしている。


下天の幻 第8回
「弱小兵の強み」
2004/10/18

信長は、お金で志願兵を雇い入れた。当時としては、ひどく画期的なことだった。  しかし、かれら傭兵軍団は、甚だ弱かった。それは何も、傭兵たちの訓練不足によるものではない。  では、なぜ弱かったのか、ということになる。  と、いうより、従来の百姓兵の方が、かれら傭兵団に比べ、より命がけで戦場に赴いていた、と言ったほうが正確な表現であろう。


下天の幻 第7回
「浮浪者を採用した新規事業」
2004/10/09

 信長は、父の死後、いよいよ家督を継ぐことになる。だが、それまで父・信秀が築き上げた軍事体制を否定した。  父の信秀は、他の大名がそうであったように、領内の百姓兵を農閑期に召集して、軍事行動を展開した。  百姓兵は、各村落ごとに編成される。


下天の幻 第3回
「信長になり損ねた秀吉」
2004/08/30

 為政者にとって、ビジョンをもつことは重要である。  群雄が割拠した戦国時代においても、明確なビジョンを示した為政者は少なかった。その点、織田信長と徳川家康は偉大である。また、そういう人物でなければ天下は転がり込んでこないであろうし、たとえ転がり込んだとしても、継続的な政権運営を実現することは困難である。


下天の幻 第2回
「信長の国家ビジョン」
2004/08/26

 信長の国家ビジョンは、鮮烈である。  それを一言で表現されたものが、あの有名な「天下布武」である。これを解りやすく表現すると次のようになる。