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議会報告 02 政治・経済

皇室の歴史は地続きで神話とつながっている2019/05/13    

我が国のご皇室の歴史は地続きで神話とつながっています。

このこともまた、世界に類例がない。

例えば、ギリシャ神話に登場するゼウスを天照大神に、ゼウスの子孫であるアガメムノンを神武天皇に置き換えますと、未だにアガメムノンの子孫が男系継承による一系でギリシャ国王として君臨していることになります。

ご承知のとおり、現在のギリシャとギリシャ神話には繋がりも関係もありませんが、我が国においては神話から生まれた王朝(天皇)が国家元首として現役で君臨しています。

なんと凄いことか。

ヨーロッパで日本のご皇室の存在をこのように説明すると、みな驚くらしい。

今上陛下が第126代天皇として即位された5月1日、皇居正殿「松の間」にて「剣璽等承継の儀」が執り行われました。

「剣璽等承継の儀」とは、皇位の証しである鏡(かがみ)、剣(つるぎ)、勾玉(まがたま)、いわゆる「三種の神器(じんぎ)」を今上陛下が先帝陛下から受け継ぐ儀式です。

言うまでもなく「三種の神器」とは、八咫鏡(やたのかがみ)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)、そして草薙剣(くさなぎのつるぎ)のことです。

これら「三種の神器」は、まさに神話時代から伝わる天皇の証です。

記紀(古事記と日本書紀)によれば、我が国の天地開闢はイザナギとイザナミの共同作業からはじまりました。

イザナギとイザナギが天沼矛(アメノヌボコ)で渾沌の海をかき回したことで島ができ、島で結ばれた二柱(イザナギとイザナミ)が日本列島を生み出しました。

ところが、妻(イザナミ)に先立たれたイザナギが、愛する妻を求め黄泉国を冒険することになります。

そして黄泉の国の汚れを払うべくイザナギが行ったのが「禊」(みそぎ)です。

左目を洗うとアマテラス、右目を洗うとツクヨミが、鼻を洗うとスサノオが生まれました。

スサノオは、高天原で姉(アマテラス)の水田の畔をぶち壊し、神殿で大便をし、死んだ馬の生皮をはいで投げ込み、織女を殺してしまうなど乱暴狼藉を働きます。

このとき、弟の振る舞いに絶望したアマテラスが引き籠もった場所が「天岩戸」(あめのいわやど)です。

そのアマテラスを岩戸から引きずり出すために作られ使われた小道具こそが、八咫鏡であり、八尺瓊勾玉です。

一方、高天原を追放されたスサノオは出雲の国でクシナダヒメと出会い、姫を助けるためにヤマタノオロチを退治します。

スサノオは泥酔したヤマタノオロ十拳剣で切り殺し、尻尾の中から天叢雲剣を見つけ、かつての悪行の反省からアマテラスに献上しました。

これが、後に「草薙剣」と呼ばれることになる剣です。

後に、アマテラスの孫のニニギが高千穂に降り下る際(天孫降臨)、アマテラスは八咫鏡をニニギに渡し、それを自分自身(アマテラス)だと思い祀るように命じました。

だからこそ、アマテラス(天照)大神を祀る伊勢神宮の御神体は「八咫鏡」なのです。

因みに、八咫鏡は伊勢神宮に、草薙剣は熱田神宮に現存しており、「剣璽等承継の儀」で使用された八咫鏡と草薙剣の二つは「依代」(解りやすく言うとレプリカ)です。

このように、八咫鏡、八尺瓊勾玉、草薙剣の三つが「三種の神器」として現在の皇室に伝わるようになった由来は、まさに神話だったのです。

我が国は「神話の国」です。

神話の時代から受け継ぐ物語、皇統、そして神器がある国なのです。

神話の国たる日本国は、過去2000年以上もの間、先人たる「日本人」の努力で
受け継がれてきました。

だからこそ、今を生きる我々には、将来世代に「神話の国」を受け渡す義務があります。