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議会報告 02 政治・経済

国民国家の「存立基盤」2019/04/25    

本日、黒田日銀総裁は金融政策決定会合の後、記者会見を開きます。

会見を聞くまでもなく、どうせ結論は「現状維持」でしょう。

国内景気については「緩やかに拡大している」というテンプレフレーズを据え置くでしょうし、物価の見通しも目標とする2%には遠く及ばず目処もたたないので、ひきつづき事実上の「白旗」を上げるのだと思います。

経済番組などを観ますと、総裁の記者会見を「マーケットが注目している」みたいに言っていますが、日銀が切るこのとできるカードはほぼ無いに等しい。

既に金融政策は手詰まり状態にあります。

2%の物価目標を達してデフレを脱却するには「政府による財政支出(国債発行)以外に道はない」ことを黒田総裁も本心では理解しているはずです。

理解はしているけど、立場上、中央銀行の独立性とやらで言えないだけです。

さて、当ブログでは、歴代政権による緊縮財政(PB黒字化政策)が、我が国を小国化、発展途上国化させていることを再三にわたり指摘してきました。

その結果、今や国民国家としての「存立基盤」までもが崩壊しつつあることに私は強い危機感を抱いています。

存立基盤…!?

私の尊敬する政治家の一人に高橋是清がいます。

その高橋是清は『随想録』のなかで、次のように危機感を述べています。

「我が国の文明はことごとく輸入されたものであるが、ひとたび輸入すると日本特有のもとして消化してしまう。然るに昔の日本人には外国の文明を消化し同化する力があった。でも今はそれがない。このままでは、かの恐るべき“個人主義”までもが日本社会に蔓延してしまうのではないか…」(三宅要約)

高橋是清の言う“個人主義”の反対語が、国民国家としての存立基盤です。

さて、何でしょう?

因みに、答えは「全体主義」ではありません。