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議会報告 02 政治・経済

シェアエコノミーはデフレの産物 !?2019/04/24    

近年、物・サービス・場所などを、多くの他人と共有(交換)して利用する、いわゆる「シェアエコノミー」が社会的な流行らしい。

シェアエコノミー、もしくは「シェアエコ」「共有型経済」などとも言われています。

例えば、自動車を個人や会社で共有するカーシェアリングのほか、ソーシャルメディアを活用し、個人間の貸し借りを仲介する様々なシェアリングサービスが登場しています。

乗り物だけでなく、住居、家具、洋服など、個人所有の資産等を他人に貸し出すのだとか。

要するに、欲しいものを購入(需要)するのではなく「必要なときに借りればいい」もしくは「他人と共有すればいい」という考えを持つ人やニーズが増えているわけです。

新たなビジネスモデルとして需要と供給が創出され、それ(シェアエコノミー)が経済成長の一翼を担っていくのであれば、それはそれで素晴らしいことだと思うのですが、たんに家計や企業の購買力(消費・投資)の減退であれば、諸手を挙げて喜ぶわけにもいきません。

シェアエコノミーを支持する人の中には、昨今の経済情勢を「資本主義の限界」みたいに言う人がいますが、行き詰まっているのは「グローバリズム(グローバル株主のための経済)」であって「資本主義」ではありません。

というより、20年間にわたってデフレ下にある日本経済は、もはや「資本主義」の定義すら満たしていません。

本来は…

投資(借金)により生産性を向上させ、拡大する需要を満たすための新たな供給力(所得)を創出する。

そして新たな所得を得た人たちが更に需要を拡大し、再び投資(借金)による生産性の向上を促す…それが資本主義のはずです。

生産性の向上がもたらされず、需要(消費・投資)のシェアリングによって、ひたすらに経済(GDP)が縮小していくのでは資本主義どころか経世済民に反しています。

誰かの支出は誰かの収入。

誰かの需要は誰かの供給。

誰かの赤字は誰かの黒字。

誰かの負債は誰かの資産。

これが国民経済の鉄則です。

家計簿で発想するとおカネは使うと消えてなくなるものですが、国民経済(経世済民)で発想するとおカネは使っても消えてなくなるわけではありません。

明日は今日よりも、来年は今年よりも必ず国民の所得が増える、という真っ当な国民経済(資本主義)を取り戻そう!

それにはデフレからの脱却が必要です。

むろんデフレからの脱却には、反緊縮財政(財政支出の拡大)、反グローバリズムという真っ当な政策が求められます。