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議会報告 02 政治・経済

おカネの担保とは…2019/04/11    

「クニのシャッキンがぁ〜」と騒ぎ立て、いわゆる財政破綻論を展開し煽っている人たちは、政府(中央銀行)が発行している紙幣は国債を担保に発行されているという現実を理解しているのでしょうか。

日銀は、政府が発行した国債を民間銀行を通じて購入することでおカネ(紙幣)を発行しています。

その紙幣(おカネ)はどこに貯まっているのかといえば、民間銀行が日銀にもっている当座預金(日銀当座預金)です。

日銀が量的緩和を継続していることもあって、今年の2月末時点で既に385兆円ものおカネ(日銀当座預金)が貯まっています。

これはこれで「デフレ」という深刻な問題なのですが、ここで強調したいのは「経済の規模が拡大していけば自然に政府の負債も拡大していくのは当然である」という事実です。

例えば、昭和45年時点の政府債務残高は約7兆2千億円で、平成30年のそれは約1,107兆円です。

即ち政府債務残高は、この49年間で153倍に増えたわけです。

といって「だから大変だぁ!」という話ではなく、「だから何?」という話です。

因みに、明治新政府が発足して以来、現在の政府債務残高(名目値)は何倍になったのかというと、なんと3,740倍です。

そりゃぁそうでしょ、当時の日本と現在の日本とでは、生産力の桁がちがうのですから…

要するに、経済のパイが拡大するに連れて、発行される紙幣(現金通貨)や預金通貨も増えていきます。

そもそも資本主義とは、借金を原資に成長していくシステムのことですから…

政府債務残高の絶対値だけをみて、「日本は破綻するぅ〜」と結論づけるのだけは止めてほしい。

それよりも、政府債務残高の対GDP比をみて、いかにして分母となるGDPを名目・実質ともに拡大させるかを考えるべきです。