〒214-0012
川崎市多摩区中野島3-15-38-403
TEL:044-934-3302 / FAX:044-934-3725



議会報告 01 川崎市政

おカネは使っても消えない2019/04/08    

政府債務が家計貯蓄を超えることはありえない。

なのに巷には「家計貯蓄が政府債務を支えているうちはいいが、家計が貯蓄を取り崩し始めたら日本政府は破綻するぅ〜」という誤った意見が後を絶ちません。

先週の金曜日(4月5日)の日本経済新聞(大機小機)にも同様の主張が掲載されていました。

話はむしろ逆で、現実には政府債務が家計貯蓄を増やしています。

下のグラフのとおり、政府は1998年以降のデフレによって税収不足を国債で賄ってきたものの、その一方で政府債務が家計貯蓄を増やしています。

その額は、204兆円。

まず認識しなければならないことは「政府債務は家計貯蓄によってファイナンスされているのではない」ということ。

つまり、政府は国民が銀行に預けたおカネを借りているのではない、ということです。

政府が借りているのは民間金融機関が日銀にもっている当座預金であって、国民の貯蓄(家計貯蓄)ではありません。

地方債もそうです。

川崎市などが発行する市債を引き受けるのは基本的に市中銀行ですが、市中銀行は国民から預かったおカネ(預金)を市に貸し付けているわけではありません。

万年筆マネーといって、無から預金通貨というおカネを発行できるのが銀行なのです。

この世には2種類の通貨があります。

それは、①現金通貨と②預金通貨の二つです。

下のグラフのとおり、通貨のほとんどは②の預金通貨です。

川崎市が市中銀行から借りた預金通貨は行政支出として世に出ます。

それが、めぐりめぐって家計に届きます。

政府部門の負債(支出)が、家計の資産(貯蓄)を増やすのはそのためです。

おカネは使っても消えない。

国であれ、地方行政であれ、負債額を理由に破綻論を煽るのは止めてほしい。