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議会報告 02 政治・経済

消費(に足かせをはめる)税2019/03/11    

なんとしてでも消費税増税(8%→10%)を成し遂げたい政府(財務省)としては、絶対に景気が低迷していることを認めようとはしませんが、実体経済(金融経済ではない)の現状はかなり厳しいようです。

『消費の伸び鈍く 政府、増税対応に全力
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42273590Q9A310C1MM8000/
外需が振るわない中、GDPの5割強を占める消費が成長のカギを握る。人手不足を背景に賃上げは進んできたが、消費はなかなか伸びない。1月の外食消費は好天だったが冷え込んだ。リクルートライフスタイルの消費者調査では支出額(夕食)が前年同月比4%減。外食の実施率、回数、単価全てが前年を割りこんだのは21カ月ぶりだ。(後略)』

過去、一回目(1997年4月)の消費税増税(3%→5%)を除いて、2回目と3回目の増税は延期されている経緯があります。

大和総研の試算によれば、中国経済の減速をはじめ、米中貿易戦争、ブレグジット、イラン制裁、残業規制(働き方改革)等々の影響で、仮に10月の消費税増税がなかったとしても、今年(2019年)の経済成長率は▲3.6%なのだとか。

リーマン・ショックの際の成長率は▲3.7%でしたので、菅官房長官が「リーマン・ショック級の経済情勢にならないかぎり…」と、既に発言されているように、ひょっとすると今回もまた延期される可能性が高いのではないでしょうか。

とすると、夏の参議院選挙あたりで増税延期を表明し、「国民に信を問う」みたいな手口が考えられます。

どうなるか。

そもそも安倍政権は消費税増税にともなう増収分の半分を借金返済にまわすことを言明されていますが、政府による借金返済は国民の所得(GDP)に何ら結びつきません。

政府であろうが、民間であろうが借金の返済はGDPを産まず、結果としておカネ(通貨)の価値を高めます。

意外に思われるかもしれませんが、おカネ(通貨)の価値が上昇することは国民経済としては決して良いことではありません。

おカネ(通貨)とは、負債の一形態です。

あるいは「債権債務の記録」に過ぎません。

よって負債が返済されると、その分のおカネ(通貨)がこの世から消えることになります。

そうすると益々もって、おカネ(通貨)の価値が上がってデフレ化するわけです。

経済成長とはGDPの成長を指し、GDPの安定的成長はおカネ(通貨)の価値をマイルドに減少させていきます。(インフレ率は上昇)

それが真っ当な経済です。

よく言われますように、GDPの6割を民間消費が占めています。

その民間消費に対して「企業投資」が生まれるわけですので、詰まるところ民間経済を牽引するのは「民間消費」ということになります。

その消費に足かせとなる「税」を課す!

それが消費税です。

その一点をもって、消費税は悪税です。