〒214-0012
川崎市多摩区中野島3-15-38-403
TEL:044-934-3302 / FAX:044-934-3725



議会報告 02 政治・経済

歴史という情報戦を戦う(その1)2019/02/25    

「政治は血を流さない戦争であり、戦争は血を流す政治である」

これは、毛沢東が残した有名な言葉です。

同じようなことをクラウゼヴィッツも著書『戦争論』の中で言っています。

「戦争とは、ほかの手段をもってする政治の継続である」と。

毛沢東やクラウゼヴィッツの言葉を借りるとするならば、なるほど外交という政治もまた「情報戦」という戦争の延長線上にあります。

とくに戦後日本は常に「歴史」という情報戦に晒され、残念ながら政治的敗北を喫し続けてきました。

即ち、マッカーサーによる「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」(日本は侵略国家だった、と日本国民に誤解させるプログラム)が、不幸にもことのほか効果を発揮してきたこともあって、我が国は歴史(特に近代史)という情報戦において依然として劣勢を強いられています。

改めて、民族の履歴書としての「歴史」を史実に基づいて学び直し、仕掛けられた情報戦に必ずや勝利しなければならないと思います。

例えば、なぜ戦前の日本が朝鮮半島を統治しなければならなかったのか、あるいはなぜ日本は韓国を併合(AnnexationでありColonyではない)しなければならなかったのか、その真実を知る日本国民は政治家やメディアを含めいったい何人いるでしょうか。

むろん多くの日本国民が知らなくて当然です。

なにせ戦後日本では、義務教育過程を含め学校では日本国民が知るべき歴史という意味において「まともな歴史」を教えてくれていないのですから。

そこで本日から数回に分けて、本ブログにおいて我が国と朝鮮半島との近代以降(明治以降)の歴史的関わりについて連載したいと思います。

日本の近代史を知るにあたり、まず何よりも抑えておかねばならないのは、なぜ我が国において「明治のご一新」(明治新政府の樹立)が必要だったのか、です。

それを一言で語るならば「清国がアヘン戦争に敗北し、その国土を西欧列強に侵食され、人民がその奴隷と化していった姿をみて、日本が清国と同じようにならないためには、自然科学に基づく近代産業を興し西欧列強に対抗でき得る近代国家に生まれ変わらなければならなかった」ということに尽きます。

地政学的にみると、生まれ変わろうとした日本国と、既に列強の植民地と化していた清国との間に、日本以上に近代国家とはほど遠い未開発地域がありました。

それが当時の朝鮮半島です。

しかも朝鮮は、西欧列強の力に対抗する力を失って老い続けていた清国をあくまでも宗主国として崇め続け、世界の大勢を知らず、迫りくる列強の脅威を悟ることもなく深い蒙昧の中に停頓していたのです。(中村粲『大東亜戦争への道』)

彼の福沢諭吉先生にして「日本だけが立派な石室にしたところで、隣家が粗末な木造住宅のままは火災の危機は免れない」と言わしたのも頷けます。

よって、当時の明治政府は、日本、朝鮮、清国のそれぞれの国が、それぞれに独立した近代国家として生まれ変わることを切に望みました。

まずは自国の近代化に邁進しつつ、隣邦各国との良好な外交関係を構築しようとしたわけです。

明日につづく…