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議会報告 02 政治・経済

「セルフ」はいらない2019/02/05    

海上自衛隊の哨戒機が韓国海軍から火器管制レーダーを照射された問題ですが、韓国側は説得力のない言い訳に終止するばかりで依然として決着がついていません。

そうしたなか、昨年末に防衛省が証拠として公開した映像が、いまインターネット上でちょっとした話題になっているとのことです。

映像の中で海上自衛隊機(哨戒機)の隊員が「This is Jpan Navy(こちらは日本海軍)」と名乗っていることが、いわば衝撃的だったようです。

「なぜ Japan Navy(日本海軍)なんだ!」という問い合わせが防衛省に殺到しているらしい。

とはいえ、防衛省が映像に添えた日本語の字幕は「こちらは日本国海上自衛隊」となっています。

ご存知のとおり、海上自衛隊の正式名称は「Japan Maritime Self-Defense Force」ですが、防衛省は以前から、無線で他国の船舶に連絡する際には相手が理解しやすいように「 Japan Navy(日本海軍)」と自称するよう内規で定めています。

そうです…実質的に米国様の従属国のように暮らしてきた日本人には理解しがたいことかもしれませんが、国際社会においては「Self-Defense Force」はほとんど意味不明な呼称です。

「Self-Defense Force」=「自警団」

「こちらは日本の海上自警団です」と言われたところで、相手方は「はぁ?」となります。

そもそも自警団では、戦時国際法は適応されない。

なので現場では運用上「 Japan Navy(日本海軍)」を名乗っているわけです。

因みに、日本、中国、ドイツ、ロシアでは、国際法上の「自衛」と刑法上の「正当防衛」というそれぞれの言葉で分けており、一方、英、米、仏、スペイン等の国では「自衛」という一つの言葉で表現されます。

また、空手やボクシングなどの護身術を「Art of Self Defense」と言います。

軍隊というものは「国を護る」とか「国際秩序(平和)を護る」はずのものであるのに、「自分の身を護る部隊」というのはとうてい理解できない、ということで国際社会では嘲笑されるらしい。

我が自衛隊は軍隊でなく「自警団」であるため、PKO等で海外に駐留する際には外国の軍隊に守られながら任務を遂行しなければなりません。

外国の軍隊に守られながらの任務遂行は、身を顧みず誇りを持って職責を全うしようとする自衛官たちにとっては実に屈辱的なことです。

PKOで海外に駐留した自衛官の方から「悔しい思い」をされたお話を頂戴したことがあります。

即ち「Self-Defense Force」という、その奇妙な名称であるがゆえに、外国人、とりわけ外国軍人から「信頼する仲間」として認知してもらえないという現実を私たち日本国民は直視するべきだと思います。

国際社会から認められない軍事力では、大目的である「平和外交の支えとしての役割」を果たすことができません。

そのためには、何よりもまず「Self-Defense Forceという名称は変えてほしい。

少なくとも「Self」だけでも取り除いてもらいたい。