〒214-0012
川崎市多摩区中野島3-15-38-403
TEL:044-934-3302 / FAX:044-934-3725



議会報告 02 政治・経済

おカネはあるのに…2019/02/04    

今日は、立春です。

立春とは二十四節気のうち冬至と春分の中間にあたる日ですが、太陽暦と太陰太陽暦との組み合わせによって、今年は次のような日のめぐり合わせになっています。

2月3日 節分
2月4日 立春
2月5日 元旦(年の初めの朔日)

ロンドンのグリニッジ天文台を通る子午線を基準にした現在のグレゴリオ暦ですと季節感が太陰太陽暦から大きくずれることになりますが、もしも伊勢の皇大神宮の位置を子午線とすると、立春が元旦となり太陰太陽暦に近い季節感が復活します。

いわゆる立春元旦説です。

祭祀の民である私たち日本人にとって、もっとも相応しい暦だと思います。

立春を元旦とすれば、例えば現在のようにお正月に寒中見舞いを送るようなこともなくなり、文字通り「新春のお慶び」になります。

また西暦採用以前、例えば江戸時代には「春浅し」などという季語は存在しませんでした。

「春浅し」とは、まさに今ごろ(2月ごろ)、春に入ったとはいえ未だ寒く、春色なお十分にはととのわぬ、という季節感を言います。

暦の上では春なのに、季節としては依然として冬であるため、こうした季語が生まれたのでしょう。

因みに、今年は立春と元旦が1日ずれましたが、立春が太陰太陽暦の元旦と同じ日になるのは2038年のことです。

さて、昨日(2月3日)のブログで…

「政府は10兆円の建設国債を発行して、全国中の老朽水道管を更新すればいい。現在のようにデフレで苦しむ日本経済、及び日本銀行はその程度の国債増発ではびくともしないでしょう。むしろインフレ率が程よく上がり、有効的なデフレ対策となって、日本経済にとっとも日銀にとっても渡りに船のごとき結果をもたらす」

と書きましたが、実は一つだけ難点があります。

もしも10兆円規模の老朽水道管の更新工事を発注した場合、それを請け負う業者と職人さんの数が追いつかない、という問題です。(財政的には問題なし)

即ち、供給能力が足らないがために、せっかくおカネはあるのに国民ニーズを充たすことができない…

「コンクリートから人へ」あるいは「人口減の日本では公共事業は不要」みたいな非科学的な抽象論に基づいて公共事業を削りに削ってきたがゆえに、愚かにも我が国は国力の源泉たる「物をつくる力」(ヒト、モノ(生産資産)、技術)をいたずらに毀損してきたのです。

いざというとき、国民を救うのはおカネではなく「物をつくる力」です。

もしも「物をつくる力」が無限であるのなら、政府の通貨発行量に制約はありません。

であるからこそ、国力を決定する要素は「ヒト」「モノ(生産資産)」「技術」の三つなのです。

そこに「おカネ」が入る余地はない。