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議会報告 01 川崎市政

川崎市立看護短大を「4年制大学」化せよ(その2)2019/02/01    

昨日(1月31日)、川崎市議会(健康福祉委員会)において、市立看護短大を4年制大学にするための整備計画案が示されました。

2006年の12月議会で私が「市立看護短大の4年制大学化」を建言して以来13年目となる今年、ようやく本格的な整備計画が示されたことは誠に感慨深いことです。

一時は、4年制大学化どころか田園調布学園大学への売却話すら浮上したほどですが、こうして整備計画が示された今、あのとき売却されていなくて本当によかったと思います。

因みに、市立看護短大の4年制大学化に伴う最大の受益者は川崎市民です。

4年制大学化による充実した授業カリキュラムによって、スキル高い看護人材がここから輩出されることになります。

例えば、看護師として必要な知識や技術の習得はもちろんのこと、今後ますます需要の拡大する地域包括ケアシステム(在宅医療や介護を含む)や高度医療、そして災害時医療などにも対応できる高いスキルを有した看護人材がここを拠点にして養成されることにるわけです。

現在、市立看護短大を卒業した看護師さんの市内従事率は、64.4%(平成29年度末)ですが、4年制大学以降はこれを更に引き上げていく計画です。

また、これまで川崎市内に4年制の看護大学がなかったため、4年制看護大学への進学を希望する市内の優秀な人材が市外の看護大学に入学してしまい、卒業しても行った先の医療圏内にある医療機関に就職し、そのまま戻ってこなかったという問題がこれで解消されます。

さて、今回示された整備計画に基づき、4年制大学に必要な様々な設置基準を満たし、そのうえで設置許可申請を来年度(2020年度)には文部科学省へ提出することになります。

それが受理されれば、早ければ2022年4月には、4年制大学として新たに開校される運びとなるわけですが、最大の課題は「教員の確保」です。

現在、市立看護短大の専任教授数は30名です。
(学長1人、教授6人、准教授8人、講師6人、助教9人)

それに対し、4年制大学における専任教員の必要見込み数は概ね40名です。
(学長1人、教授13人、准教授10人、講師7人、助手9人)

といって、現在の30名の教員がそのまま4年制大学にスライドできるわけではありません。

きのうの当局の答弁よれば、要件を充たしそのまま4年制大学に移行できる教員は、30人中13人しかいないとのことです。

よって、27名以上の新たな教員を確保しつつ、移行できない17名の教員の処遇をどうするのかなどの課題があるわけです。

即ち、整備計画は示されたものの、教員確保のほか、看護人材の市内への定着を図るための授業料減免や奨学金の充実などなど、まだまだクリアしなければならない諸課題が山積しています。

今後とも三宅の視点、隆介の発想で、市立看護短大の4年制大学化へむけ建設的な議会提言をしていく所存です。