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議会報告 政治・経済

世界で唯一の「エンペラー」2019/01/02    

本日(1月2日)は、皇居・宮殿前における平成最後の一般参賀となります。

午前10時ごろからはじまる一般参賀には両陛下をはじめ皇族方が出席され、例年は午前と午後の合わせて5回行われているのですが、平成最後ということもあって多数の人出が見込まれていることから、回数を増やすことも検討されているようです。

今上陛下にとって、お正月ほどご多用な時間(とき)はありません。

元旦の昨日は新年祝賀の儀が行われ、両陛下は皇族方や三権の長らから新年のお祝いを受けられ、128の国と機関の駐日大使らがそれぞれの国の伝統的な衣裳などを身にまとい、両陛下に新年の挨拶をされます。

何よりも、毎年、元旦の朝5時30分ごろには、「四方拝(しほうはい)」という宮中祭祀が既に行われています。

朝5:30といえば、まだ夜明け前で真っ暗です。

四方拝とは、宮中三殿という皇居のなかで最も神聖なる建物に付随する神嘉殿(しんかでん)のお庭で、天皇陛下自らがその吹きさらしの庭において額づくようにしてひたすらに「国民」「日本国」「世界」の弥栄と安寧をお祈りになられる祭祀です。

夜明け前の寒さ極まる吹きさらしのお庭で、私たち国民のために既に祭祀王としての役割を全うされているわけです。

その事実が、多くの国民に知られていないことが残念です。

さて、天皇陛下のご公務は概ね3つに分類されます。

一つには、私どもが学校の教科書で学んだ「国事行為」です。

即ち、総理大臣の任命や法律の公布など、占領憲法(日本国憲法)6条・7条に規定された行為です。

二つには、「公的なご活動」があります。

例えばご存知のように、天皇陛下は国際親善はもちろん、全国戦没者追悼式や日本芸術院授賞式などの式典等にお出ましになるほか、全国植樹祭・国民体育大会、全国豊かな海づくり大会にご出席のため地方に行幸啓なさります。

また、大きな災害が発生した際には、現地に赴かれ、犠牲者を悼み、被災者を慰め、救援活動に携わる人々を励まされておられます。

これらはすべて「公的なご活動」にあたります。

そして、三つめ。

実はこれこそが、ご公務中のご公務です。

即ち、前述した「祭祀」です。

「国事行為」や「公的なご公務」は明治以降にはじまったご公務ですが、「祭祀」こそは神武天皇以来つづく天皇陛下のご公務です。

天皇陛下とは、伊勢神宮を中心にした全国八万お社(やしろ)の頂点にお立ちになられる「大神主」として、ひたすらに「国の安寧」をお祈りになられるお立場なのです。

世界にはおよそ200の国家がありますが、国民のためにひたすらお祈りする元首というのはローマ法王を除けば我が国の天皇陛下だけです。

その皇統が万世一系でつながっているという一点において、ローマ法王からも一目置かれる存在です。

因みに、国際社会には国際儀礼(プロトコール)というのがあり、国賓としてお迎えした際の接遇には歴然としたランク分け、即ち「序列」があります。
1位 エンペラー
2位 キング・クイーン
3位 大統領
4位 首相

そうした中、およそ200ある国家の中で唯一「エンペラー」としての接遇を受けているのは、我が国の天皇陛下だけであるのをご存知でしょうか。

ではなぜ、我が国の天皇陛下のみが世界で唯一「エンペラー」として認められているのでしょう?

御代替わりの年であればこそ、改めて日本国民が思いを馳せるべきだと思います。