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議会報告 政治・経済

いざなぎ景気とアベノミクスとデフレ2018/12/29    

今朝(12月29日)の日本経済新聞(電子版)に次のような記事がありました。

『黒田日銀、異次元緩和5年 2018このニュース
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39422250W8A221C1M11100/
黒田東彦日銀総裁のもとで2013年4月に始まった金融緩和は戦後2番目に長い景気回復を支えた。だが当初2年で達成するはずだった2%とする物価安定目標は未達だ。(後略)』

即ち日本経済新聞によれば、「2013年4月以降の金融緩和(量的緩和)は、物価目標を達成していないものの戦後2番目に長い景気回復を支えているとのことです。

ぜひ一度、日本経済新聞の「景気回復」の定義を訊いてみたい。

そもそもアベノミクスや金融緩和(黒田緩和)の目的は「デフレ脱却」ではなかったのでしょうか。

いつのまにかデフレ問題はお座なりにされ、「景気回復」などという極めて定義が曖昧かつ抽象的な言葉によってお茶が濁されています。

過日、内閣府(景気動向指数研究会)は、2012年12月~17年9月の景気回復の期間が「いざなぎ景気を超えたぁ〜」と自慢げに正式発表し、それをまた日本経済新聞が嬉しそうに記事にしていました。

そこまで言うのなら、「いざなぎ景気」の成長率と「アベノミクス」の成長率を客観的に比較してみましょう。

話にならない!

しかもアベノミクスの経済成長率は、デフレで物価が低迷していることによって統計計算上わずかながらにプラス化しているに過ぎません。

要するにデフレの直中にあるのですから、人々が「いざなぎ超え」など実感できないのも当然です。

金融緩和だけではデフレ脱却(景気回復)を実現することはできないことを、皮肉にも黒田日銀が証明してくれたわけです。

まもなく年(とし)が果てようとしています。

因みに、「年(とし)が果つ(はつ)」が「しわす」の語源という説があります。

(としはつ ⇒ しはつ ⇒ しわす)

年は果てても、日本経済は果てることのないように説に願うばかりです。