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議会報告 政治・経済

遺伝子組み換え作物はこうして生まれた2018/12/28    

今年の9月、ドイツのバイエルによるモンサント買収が報じられました。

買収金額は、たしか660億ドル(約6兆6,600億円)ぐらいだったか。

バイエルは、アスピリンで有名な医薬品、及び農業化学品の世界的企業です。

一方、モンサントは遺伝子組み換え種子(GMO)で世界シェア90%を有する、これまた世界的企業です。

モンサントといえば、ベトナム戦争で使われた、あの悪名高い枯葉剤のメーカーでもあります。

もともとは硫酸などの化学薬品の製造からはじまったのですが、やがて農薬メーカー(除草剤メーカー)となって成長し、ベトナム戦争後も世界中で除草剤を売りまくっていたようですが次第に儲からなくなったようです。

売れないのも解るような気がします。

そんなに強すぎる除草剤では、雑草だけでなく作物までをも枯らしてしまいますので…

そこで彼らは考えたわけです。

「どんな除草剤でも絶対に枯れない作物を人工的に作ればいいじゃないかぁ!」と。

しかも「その作物と除草剤をセットで売れば余計に儲かるぞ!」と。

そのようにして生まれたのが、遺伝子組み換え作物(GMO)です。

1993年、ついにモンサントは、超強力な除草剤であるラウンドアップに耐えられる遺伝子組み大豆「ラウンドアップ・レディ」を開発しました。

雑草というのは凄いもので、どんなに強力な除草剤でも、すぐに耐性をつけて何らかの進化を経て再び生えてきます。

その耐性をつけた雑草の遺伝子を大豆の遺伝子に組み込むことで、強力な除草剤(ラウンドアップ)にも耐えうる大豆(GM大豆)を作ったわけです。

遺伝子組み換え作物が安全なのかどうかについては、今現在に至っては判明していません。

何しろ、人類が遺伝子組み換え作物を口にし始めてから未だ四半世紀しか経っていませんので。

もしかしたら安全かもしれないし、もしかしたら安全でないかもしれない、と言ったところです。

よって、遺伝子組み換え食品を食べるというのは、壮大な人体実験でもあります。

因みに、私たち日本国民はもう知らないうちに食べさせられていることを知っておくべきかと思います。

それに遺伝子組み換え作物のみならず、抱き合わせ商品として散布されている除草剤・ラウンドアップによる健康被害や環境被害も懸念されています。

アルゼンチンでは、ランドアップの空中散布によって、白血病、皮膚潰瘍、遺伝障害が報告されています。

昨日のブログでも書きましたが、世界保健機関の専門組織である国際癌研究機関から「ラウンドアップの主成分グリホサートに発癌性あり」とする報告書が出ています。

今年の4月には、種子法が廃止されました。

種子法は、我が国の「安くて安全で優良で、しかもそれぞれの土地に合った多様な公共財としての種子」を守り抜いてきた法律です。

この法律が無くなった今、日本の種子は次第にモンサントなどのアクロバイオ企業に支配されていくことになるでしょう。

なんとこの種子法とともに「農業競争力支援法」なる新たな法律が整えられ、我が国がこれまで税金をつかって蓄積してきた「種の知見」をモンサントを含む民間アグロバイオ企業に提供しなければならなくなりました。

種子法廃止と農業競争力支援法が、モンサント法と呼ばれる所以です。

メイド・イン・モンサントの遺伝子組み換え作物が、日本国内に溢れかえる時代がすぐそこまで来ています。

ちょっと考えれば、世界的な医薬品メーカーであるバイエルがモンサントを買収した理由も見えてきます。