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議会報告 政治・経済

防衛費の対GDP比は世界第120位2018/11/30    

来月(12月)、新たな防衛大綱が策定されます。

新大綱では、サイバー反撃能力の保有し、電磁波を使った敵部隊への妨害能力を強化するなど、宇宙やサイバー空間などの新領域での驚異に備えて、自衛隊の対処能力を向上させていく姿勢を明確に打ち出すとのことです。(読売新聞)

結構なことだと思うのですが、問題は財源の裏付けです。

財務省のPB黒字化目標があるかぎり、新たな予算措置に対しては新たな削減措置を求められるからです。

「そこを増やすのであれば、どこを削ってくれるの?」って具合に。

PB黒字化目標というのはそういうことです。

ドル換算した日本の防衛費が世界第8位になることをもって「日本は軍事大国だぁ〜」と声高に叫ぶ人たちがいますが、実にお粗末な話です。

防衛費は対GDP比でみなければなりません。

なぜなら、国際秩序維持のための各国の軍事的負担は、その国の経済力に応じて強いられるからです。

我が国のGDPは中国に抜かれたとはいえ、名目・実質ともに世界第3位です。

では、我が国の防衛費対GDP比は世界第何位にランクされるでしょうか。

なんと120位です。

GDP比0.9%すら満たしていないのですから。

去る6月、自民党の国防部会は「NATOが対GDP比2%達成を目標としていることを参考に必要かつ十分な予算を確保する」と提言していましたが、財務省が認めた来年度の防衛費概算要求は前年度予算に対して1,075億円増で、満額回答を得たとしても対GDP比は0.02%増にとどまる見通しです。

いかにサイバー部門が手厚くなったとしても、その分、他の部門が手薄になってしまっては困ります。

安倍政権におかれては、一刻も早くPBの単年度黒字化目標を破棄してほしい。

そうでないと、まともな防衛力を整備することもできず、国際秩序維持(世界平和維持)のための責務を果たすこともできません。

そもそも我が国には深刻な財政問題など存在しないのですから。

もしも日本政府に財政破綻(債務不履行)の恐れがあるのであれば、日本政府が発行する国債の金利は跳ね上がっているはずです。

ところが現実には…

我が国の財政破綻論者たちは、この事実を無視しています。