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議会報告 川崎市政

なぜ川崎は、未だ「公害のまち」と言われるのか(その3)2018/10/22    

川崎市だけが未だ「公害のまち」という負のイメージを払拭できない現実を憂慮して、私は平成27年の決算審査特別委員会で所管局(環境局長)に対し、次のように質問しました。

「大気汚染の各都市のデータを経年的に比較し、科学的な観点からみて本市としてどのように考えているのか?」(三宅隆介)

それに対する環境局長の答弁は…

「昭和42年度では、川崎市の汚染濃度(SO2)は他都市と比べ高い状況であったが、昭和43年度、昭和44年度は東京や大阪などは川崎市より高い状況にあるので、この時点においては、他都市並みの濃度レベルまで低減したものと承知している」(環境局長)

その後、平成28年の決算審査特別委員会でも…

「かつての環境問題を市民、企業、行政が一丸となって取り組んだ結果、大幅な改善が図られている」(環境局長)

環境局長の答弁どおり、川崎市の大気汚染の濃度は昭和40年代には既に他都市並みに改善されつつも、平成6(1994)年1月から、いわゆる「川崎大気汚染訴訟」がはじまりました。

その後の経過は次のとおりです。

ご承知のとおり、司法制度というのは、上位判決をもって最終とするのが常識です。

そこで私は、東京高裁での和解成立における本市が負うべき法的な義務について議会質問したことがあります。(平成28年6月議会)

私の質問に対し、当時の菊地副市長は次のように答弁されています。

本市はこの訴訟の被告でないことから、和解条項に本市が負うべき法的な責務は記載されておりません」(菊地副市長・当時)

そうなんです…被告となったのは企業群、国、道路公団であって、その中に川崎市は入っておりません。

ところが巷には「川崎市は地裁判決で断罪されたじゃないか」と言って、川崎市のイメージを貶めるようなビラを嬉しそうに撒き散らしている人たちがいます。

?・?・?

ちょっと待ってください…

例えば、地裁及び高裁で「死刑」判決を下された人が、その後、えん罪が立証され最高裁で「無罪」になったとします。

その無罪判決を受けた人に対して、「あなたは最高裁で無罪になったかもしれないけれど、地裁や高裁では断罪されたじゃないか」とでも言うのでしょうか。

ていうか、副市長答弁のとおり、公害裁判において川崎市は被告ですらありません。