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議会報告 川崎市政

外国人向け医療ツーリズム病院(前編)2018/09/27    

一昨日(9月25日)の質問でとりあげましたが、葵会という医療法人が川崎市内に「外国人向け医療ツーリズム病院」(外国人専用病床100床)を開設しようとしています。

現在、川崎市当局は申請前の事前相談に応じています。

もしもこのような病院が開設されたらどうなるか…

結論から申し上げますと、日本国民のための地域医療に支障をきたします

例えば、その地域(二次医療圏)の患者さんがその地域の病院に入院できる割合のことを一般に「自己完結率」といいます。

川崎市には「川崎南部」二次医療圏(川崎区・中原区・幸区)と「川崎北部」二次医療圏(多摩区・麻生区・高津区・宮前区)の2つの二次医療圏があるのですが、他の二次医療圏に比べ療養病床が不足していることから「療養病床の自己完結率」は神奈川県でも最低水準になっています。

具合が悪くなって急性期の病院に入院できたとしても、1~2週間もすると病院サイドから「どこかの療養病床のある病院か特別養護老人ホームなどの介護施設に移って頂けませんか…」などと言われます。

とはいえ、首都圏では療養病床も特別養護老人ホームも圧倒的に不足しているため、とりわけ高齢患者さんの行き場がありません。

ときおり、救命救急において高齢患者さんがタライマワシにされるケースがあるのはこのためです。(急性期の病院で患者を長く入院させると病院側にとってその患者は不採算となる診療報酬体系になっています)

結局、川崎市の住民であるのに転院先として千葉県や山梨県などの遠方の療養病院を紹介されることになります。

患者さんご本人もお気の毒ですが、お見舞いに行かれるご家族も大変です。

新たに開設されようとしている「外国人のための100床」は、医療法上の「既存病床」としてカウントされてしまうために、地域住民つまりは日本国民のための新たな病床整備が益々もって困難になります。

それに、もしも当該病院が医師や看護師の引き抜きを行えば、日本国民のための医師や看護師が不足することにもなります。

さらに大問題なのは、国民健康保険との関係です。

それについては、明日のブログにて…