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議会報告 政治・経済

景気後退に備える米国、デフレから脱せられない日本2018/05/01    

小田急電鉄(伊勢原市付近)で、線路脇の盛り土陥没が発見されました。

昨日(4月30日)の午前10時半ごろ、点検作業員が直径約1メートル、深さ約3メートルの穴が開いているのを見つけました。

このため、新宿と箱根を結ぶ特急ロマンスカーが約8時間運転を見合わせて54本が運休した模様です。

報道によると、すぐにロマンスカーを手配できなかった小田急電鉄の対応に一部乗降客からクレームが出ているようで、大型連休中ということもあり、少なくとも行楽客ら3万5,000人以上に影響が出たとのことです。

今朝、5チャンネル『羽鳥慎一モーニングショー』を観ていたら青木何某とかいうコメンテーターが、「陥没は仕方ないにしても、とにかく乗れる人だけでもロマンスカーに乗せてあげればよかったのに…」と、偉そうに小田急電鉄をディスっていました。

本人としては、ロマンスカーに乗車できなかった行楽客の皆様の気持ちを「俺が代弁してやった」とでも思っているのでしょうが、それよりも「陥没は仕方ないにしても…」とは何事かっ!

陥没そのものが問題だろうに…

もしもロマンスカーが走行中に、線路脇ではなく線路そのものが陥没したとしたら、それこそ大惨事です。

今や我が国のインフラは、行き過ぎた「株主資本主義化」と、政府による狂気じみた「緊縮財政」によってボロボロズタズタです。

記憶に新しいところでは、2016年11月、福岡県の博多駅前においても巨大な道路陥没事故がありましたし、確かその直後、名古屋市の中心部においても、道路が縦横2メートルにわたって陥没しているのが発見されたのを思い出します。

日本の都市部では、そこいらじゅうで陥没の危機が迫っていると言われています。

とはいえ前述の青木何某によれば、「陥没は仕方ない…」のだそうです。

因みに外国でも、例えば「緊縮財政」と「株主資本主義化」で先を行く米国も全国土でインフラが痛んでいます。

であるからこそ、トランプ米大統領は大規模なインフラ投資と、その裏付けとしての財政出動を国民に約束しているわけです。

そうした財出を背景にした景気拡大の期待感から、いま米国では金利と物価がそこそこ上昇してます。

『米物価上昇率が2%到達 FRBの利上げ路線後押し
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30006790Q8A430C1FF8000/

米商務省が4月30日発表した3月の個人消費支出(PCE)統計によると、米連邦準備理事会(FRB)が重視するPCE物価指数は、前年同月比2.0%上昇した。伸び率は前月から0.3ポイント拡大し、FRBがめざす2%に1年1カ月ぶりに到達した。現在の米利上げ路線を後押しするとともに、引き締め加速論が浮かぶ可能性もある。(後略)』

米国の政策当局が「金融引き締め」(利上げ)を模索しているのは、物価と金利の急激な上昇を抑えたいからでしょうけど、もう一つの目的は、次なる景気後退局面(リセッション)において「金利を引き下げる余地」を少しでも残しておきたいからでしょう。

翻ってみますと、我が日本国はその真逆で、必要なインフラ投資(財出)を行わずに、物価と金利の低迷に苦しんでいます。

米国は日本とちがって、既に次なる景気後退局面を気にしています。

なのに日本は…(未だデフレの直中です!)

安倍政権も、少しはトランプ米大統領の財出政策を見習ったらいかがでしょうか。