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議会報告 政治・経済

おカネは在るのに…2018/02/28    

我が国の国債が値上がりしています。(国債金利の低下 = 国債の価値の上昇)

日本経済新聞によれば、昨日(2月27日)に行われた2年物国債の入札は、最低落札価格が100円52銭となり、日経QUICKニュースがまとめた事前予想よりも高く落札されたとのことです。

『2年債入札「強め」 国内外の需要強まる
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27458020X20C18A2EN2000/

財務省が27日に実施した2年物国債の入札は強めの結果となった。根強い海外勢の買いに加え、年度末が迫り、年金や銀行など国内投資家からの需要も強まったようだ。(後略)』

財政破綻論者らの言う「日本の国債はやがて紙屑になるぅ~」は、いったいいつになったら現実のもになるのでしょうか?

さて、記事のとおり、年金はともかく民間銀行による国債ニーズが高まっているのは、日本経済が未だデフレであることの証左です。

企業がおカネを借りてくれないので、民間銀行は安全資産である国債を購入しているわけです。(デフレを脱却しないと企業投資は増えない)

そこで、2年物国債の利回りをグラフ化してみました。

凄いですね。

2016年の段階で、既にマイナス金利になっています。

それでも買わざる得ないほどに、デフレなのです。

因みに、長期金利の指標となる10年物国債の利回りもグラフ化しておきます。

10年物国債の金利は、1月末時点で 0.085%です。

ということは、国債市場が「10年後のインフレ率は0.085%を上回らない」と判断していることになります。

日銀がターゲットとしているインフレ率は2%(コアCPI)です。

くどいようですが、国債金利の低下は、いかに我が国がデフレで苦しんでいるかの証左です。

アベノミクスの目的は、デフレからの脱却だったはずです。

ところが現実には、第2次安倍政権発足以降、即ちアベノミクス以降、我が国経済は更にデフレ化しています。

断言します。

今の日本は、借金で苦しんでいるわけではありません。

あるいは、おカネが無くて苦しんでいるのでもありません。

使わねばならない“おカネ”がジャブジャブに在るにもかかわらず、それを使わないがために苦しんでいます。

おカネは、誰かによって使われないかぎりGDP(所得)にはならないのです。