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議会報告 政治・経済

訊いてみたい、茂木大臣の物価論2018/02/04    

お線香でお馴染みの茂木大臣が、2月2日に行われた閣議後の記者会見で「2%の物価目標に到達することができないのには様々な要因がある」と述べられました。

『物価目標未達成、さまざまな要因ある=茂木経済再生相
https://jp.reuters.com/article/motegi-price-target-idJPKBN1FM056

茂木敏充経済再生担当相は2日の閣議後会見で、日銀の岩田規久男副総裁が消費増税により2%の物価目標を達成できていないと発言したことについて、「コメントは控える」としつつ、「2%未達にはさまざまな要因がある」とした。(後略)』

茂木大臣の言われている「様々な要因」っていったい何なのでしょうか?

ぜひ、訊いてみたい。

物価とは、人々の生産活動によって生産されたモノやサービスの値段のことです。

例えば、栃木県のお線香屋さんがお線香を生産する。

生産されたお線香を、政治活動の一環としてバラまきたい政治家が購入する。

その購入するときのお線香の値段が、(お線香の)物価です。

お線香が大量に購入されると、即ちお線香の需要がお線香の供給を大幅に上回った状態になると、お線香の値段は必ず上昇します。

もしも先月まで一箱 1,000円だったお線香が、一箱 1,100円にまで上昇したとすると、お線香の物価上昇率は前月比 10%になります。

こうしたお線香などの個別の価格をそれぞれ積み上げ、あらゆる物価を総合してはじき出した指数のことを総合消費者物価指数(CPI)といいます。

総合消費者物価から生鮮食品を除いた物価のことをコアCPIといいます。

日銀はこのコアCPIを2%にすることを目標に金融緩和をしていますが、ご承知のとおり、なかなか達成することができません。

前述のとおり、供給 < 需要 という状況にならなければ物価は上昇しないからです。

また、供給 < 需要 以外の理由で物価が上昇してもあまり意味がありません。

お線香大臣、いや茂木大臣は「2%未達にはさまざまな要因がある」と適当に言い逃れていますが、詰まるところ、よく解らないがゆえに言い逃れているのだと思われます。

下のグラフのとおり、第二次安倍政権発足以降、日銀は340兆円ものおカネ(日銀当座預金)を発行してきたのですが、一向に物価(コアCPI)は上昇していません。

断言します。

どんなに日銀当座預金におカネが積み上げられたところで、人々によって生産されたモノやサービスの購入が増えていかないかぎり、絶対に物価は上昇しません。

モノやサービスの購入が増え物価が上昇する

生産者の売り上げが増え給料が上がる

企業や家計による投資や消費が盛んになる

再び、人々の生産が増え物価が上昇する

その過程で、物価の上昇以上に賃金が上昇していく経済、これが真っ当な国民経済です。

物価が上がらないのは、供給 需要 というデフレ状態だからであって、その他にどのような理由があるというのでしょうか? 茂木大臣!