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議会報告 政治・経済

財務省様のご意向…2018/01/25    

昨日(24日)開かれた衆議院本会議で安倍総理は、2%のインフレ率(物価)目標に関して、引き続き日銀による金融政策への期待を示すとともに、「具体的な手法は日銀に委ねている」と述べられました。

おいおいおい…

この5年間、金融緩和だけではインフレ率(物価)を上昇させることはできないことを、国民生活を犠牲にしてまで学んできたのではないのか。

黒田日銀による量的緩和がはじまって以来、約330兆円ものおカネ(日銀当座預金)が発行されたにもかかわらず、インフレ率(物価)は一向に上昇しませんでした。

即ち…
日銀が日銀当座預金(民間金融機関が日銀にもつ当座預金)というおカネをインフレ率が2%になるまで大量に発行する

民間銀行の資金量が豊富になる

民間銀行の貸出しが増える

インフレ率が上昇する

デフレを脱却できる、というリフレ派理論は完全に破綻しています。

詳しい解説は省きますが、彼らリフレ派の理論は全く逆で、銀行の資金量が増えることによって貸出しが増えるのではなくて、貸出しが増えることによって銀行の資金量は増えていくものです。

とにもかくにも、日銀によって発行されたおカネを誰かが借りて使ってくれないかぎり、物価(実体経済)には何ら影響しません。

じゃぁ、誰が借りて使うの?

政府でしょ!

と、真っ当な主張をすることのできる国会議員は極めて少数派です。

政府筋の話しによると、安倍総理は「PB黒字化目標の凍結」及び「財政出動」の必要性を薄々ではありながらも理解されているようです。

ところがそれを阻止しているのが、あくまでもPB黒字化(均衡財政)をめざす財務省様です。

安倍総理が国会で「日銀に期待する」としか発言できないのはそのためです。

総理といえども、財務省様には簡単には逆らえないのが我が国の現実なのです。

一説には、安倍総理がPB黒字化目標を凍結させようとしているがために、財務省がモリトモ・カケ問題をリークしたとも言われています。(噂です)

なるほど考えてみると、モリトモ・カケ問題で害を被ったのは主として安倍総理であって財務省はほぼ無傷です。

過去の状況証拠からいっても、政治家が財務省様のご意向に逆らうと必ずや何らかの問題が浮上してメディアに叩かれています。

たしか麻生さんが総理の時もそうでした。

麻生内閣は発足してすぐに小渕内閣以来の財政拡大政策をとりました。(財務省様のご意向に逆らって…)

すると途端に、「(麻生総理は)カップラーメンの値段を知らない」とか、「漢字を読めない」とか、どうでもいいような問題でメディアに酷評され支持率を落としていました。

その麻生さんも、いまではすっかり財務省様に気に入られて、「やっぱりPBの黒字化は必要だぁ」とか、「消費税増税(8%→10%)が必要だぁ」とか言って、手のひらを返したように緊縮財政派になっています。

PB黒字化目標を閣議決定した菅直人しかり、消費税を増税(5%→8%)した野田佳彦しかり、それほどでもない男でも我が国では財務省様のご意向に従いさえすれば総理大臣にだってなれる!?