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議会報告 政治・経済

株主のための資本主義にNO!2017/12/18    

明日、川崎市議会定例会・一般質問に立ちます。(質問時間は概ね夕方)

ぜひ、傍聴に来て頂ければと存じます。

さて過日、日本銀行が発表した「企業短期経済観測調査」によれば、大企業・製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)が5期連続で改善しました。

企業収益がいいのは事実です。

ですが、だからといってデフレが解消されているわけではありません。

なぜなら、企業が生産するモノやサービスの量(需要)が伸びたことで増益しているのではなく、たんに円安による為替差益や人件費などのコストカットによって企業収益が増えているに過ぎないからです。

政権(アベノミクス)の目的は、あくまでもデフレ脱却のはずです。

このデフレから一刻も早く脱却しなければ、国民の貧困化と国家の発展途上国化は止められません。

それに、企業収益のほとんどは、内部留保と株主への配当金にまわっています。

その一方で、労働者の実質賃金は下落の一途をたどり続けています。

これらは株主資本主義が徹底されてきた結果ですが、フランスの経済学者であるトマ・ピケティはこれらの状況を「 r g 」と表現しました。

r  = 投資家が金融資産を運用して得る投資収益

g = 労働者が働いて得る所得

ピケティは、株主資本主義が蔓延すると必ず「 r g 」の状況となり、rによって暮らす人々と、gによって暮らす人々の間に恐ろしいほどの格差が生じてしまうことを、その著書『21世紀の資本』の中で数多のデータを取り上げて証明したわけです。

むろん、我が国もその状況に突き進んでいます。

株主資本主義をつくりだしたイデオロギーこそが、ネオリベラリズム(新自由主義)です。