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議会報告 政治・経済

「いざなぎ景気」を語る悪質な宣伝にご注意を2017/11/22    

政府及びその御用新聞らが、現在の日本経済を「いざなぎ越えの景気状態だ」と豪語しています。

ご存じのとおり、いざなぎ景気とは、昭和40(1965)年の第4四半期から昭和45(1970)年の第3四半期まで続いた驚異的な高度経済成長時代の好景気のことを指します。

因みに、言うまでもなく「いざなぎ」とは、天つ神の命をうけ日本列島をつくった男神「伊弉諾尊(いざなぎのみこと)」のことです。

いざなぎ景気時代の成長率をグラフにすると、下のグラフのとおりです。

確かに凄いですね。

ほぼ10%~14%という脅威の水準で成長しています。

これが、本物のの「いざなぎ景気」です。

さて、11月15日に内閣府から発表された2017年7-9月期(第3四半期)の一次速報値によれば、経済成長率は0.3%(前期比)で、成長率の内訳をみますと…
民間最終消費 -0.5%
民間住宅 -0.9%
民間企業設備 +0.2%
政府最終消費 0.1%
公的固定資本形成 -2.5%
輸出 +1.5%
…でした。

ご覧のとおり、内需はマイナスばかりです。

それを輸出が補った格好です。

因みに輸出の+1.5%という数字は、輸出が増えたというよりも、輸入が1.6%と落ち込んだ分、ただ純輸出が増えただけです。

輸入が減った要因は、むろん内需が弱いからです。

要するに、デフレ(国内需要の不足)です。

では、アベノミクス以降の経済成長率(前年同月比)の推移をグラフで見てみましょう。

ぜひ、「いざなぎ景気の成長率」のグラフと比較してみてください。

雲泥の差です。

しかも、アベノミクスによる若干のプラス成長は、たんにデフレで物価が下がったために、統計計算上の都合で数値がプラス化しているだけです。

国民の皆様、騙されないようにしましょう。

このような状況下で、「日本は既にいざなぎ景気です。なので消費税を増税しましょう」などと言って、更なる消費税増税(8%→10%)を断行された日には、国民経済は本格的に息の根を止められることになります。