〒214-0012
川崎市多摩区中野島3-15-38-403
TEL:044-934-3302 / FAX:044-934-3725



議会報告 政治・経済

足りないのはおカネじゃない2017/09/18    

先ほど、大型の台風18号が北海道に再上陸しました。

本日5:00の段階における人的被害をみますと、行方不明者が4人、負傷者23人のほか、一部損壊などの物的被害が少なくとも10件以上、床上浸水が少なくとも14件、床下浸水が60件以上とのことです。

私の住む川崎市でも昨夜は一晩中、強い風が吹き荒れて、その音のせいで何度も目が覚めました。

我が国では様々な気象条件が重なると、まるで列島をレールにするようにして台風が国土に沿って北上していきます。

よって、台風の規模が大きくなると全国で甚大な被害が広がっていきます。

列島の中央には脊梁山脈が連なり、狭い国土を流れる川は高い山から河口に向かって滝のごとく落ちてくるために、台風などにより集中豪雨が重なると水害や土砂災害が多発します。

加えて、世界で発生するマグニチュード6.0以上の地震の20%以上は、我が国周辺で発生しています。

因みに、世界で発生する自然災害の60%は東アジアで発生しています。

言うまでもなく、我が国は世界屈指の超自然災害大国なのです。

我が国が“土建国家”でならなくてはいけない所以です。

安全保障とは、なにも国防だけではありません。

防災、防犯、医療、介護、そして食料や物流やエネルギーなどの安定供給もまたしかりです。

これらは、私たち日本国民が列島で生きて暮らしていくために必要最小限のインフラであり、生活に関る“安全保障”なのです。

昨日のブログでも書きましたが、安全保障を確立するための政策は、国民及び国民から選ばれた政治家たちのもつ健全なるナショナリズムから生まれます。

ナショナリズム、というとすぐに「軍靴の音がぁ~」と、まるで鶏小屋にイタチを押っ放したかのごとく騒ぎ出す人たちがいますが、この種の人たちはナショナリズムの意味をよく理解していない人たちです。

例えば、核やミサイルで他国を威嚇し、あまつさえ戦争も辞さないと軍事的挑発を繰り返す北朝鮮にナショナリズムが成立しているか。

しているはずがない…

そこにあるのは金王朝による独裁体制維持のための政治であり、ナショナリズムに基づいた経世済民(国民のための政治)など存在していません。

日米同盟を強化さえすれば、たとえ国防予算を増やさなくとも、強い言葉で厳重に抗議するだけで国民を守ることができる、と考えている政治家にはナショナリズムのかけらもない。

それと同様に、超自然災害大国である我が国において公共事業関係費を減らし、土木建設事業者の数をも半減させてきた日本の歴代政権にもまたナショナリズムのかけらもない。

公共事業関係費が減らされれば、我が国にとって虎の子といっていい土木建設に従事する技能者とその技術、すなわち土木建設の供給能力が毀損されていきます。

一度毀損された供給能力をとりもどすのは難しい。

どんな台風や地震が来ようとも、いかなる災害が発生しようとも、国民生活に支障きたすことのない強靭な国土をつくり維持しなければなりません。

その為の供給能力を安定的に維持することもまた公共事業の大きな役割です。

公共事業はたんに景気対策を目的にしたものではないのです。

財務省やマスコミが騒ぎ立てるような深刻な財政危機など、我が国には存在していません。

我が国に足りないものは、国民の安全保障を確立したい思う健全なるナショナリズムです。