〒214-0012
川崎市多摩区中野島3-15-38-403
TEL:044-934-3302 / FAX:044-934-3725



議会報告 政治・経済

どうしても日本を「破綻!?」させたい人たち2017/08/13    

国家は常に国体と国民を守るために、あらゆる危機に備えなければなりません。

であるならば、国内マスメディアのもつ役割の一つは、今そこにある危機は何であるのか、あるいはその危機に政治がどのように対処しようとしているのかを、正確に国民に伝えることにあるのだと思います。

危機であることを危機として伝えず、危機でないことを危機であるかのように伝え、一つの思想に縛られた非科学的な対処策を喧伝しては国民を惑わせ、国家に危機をもたらすような情報をマスメディアが垂れ流してはならないはずです。

そこで、「危機でないことを危機であるかのように伝え、一つの思想に縛られた非科学的な対処策を喧伝しては国民を惑わせ、国家に危機をもたらすような情報」の一つが、いわゆる「クニのシャッキン問題」です。

『国の借金1078兆円=1人当たり851万円-6月末
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017081000925&g=eco

財務省は10日、国債と借入金などの残高を合計した「国の借金」が6月末時点で1078兆9664億円になったと発表した。3月末時点から7兆4070億円増え、過去最高を更新した。7月1日時点の人口推計(1億2675万人)を基に単純計算すると、国民1人当たりの借金は約851万円になる。(後略)』

多くのマスメディアが、この種の「日本は破綻するプロパガンダ」を垂れ流しています。

まず、言葉のレトリックに騙されないようにしましょう。

彼らはすぐに「国の借金」と表現しますが、正しくは「政府の負債」です。

例え政府の負債が1,000兆円を超えたところで、古今東西の歴史をみても、100%自国通貨建てで国債を発行している政府が破綻(デフォルト)した事例はありません。

それでも「日本政府がデフォルトする」というのなら、日本だけがそうなる理由を科学的に報道してほしい。

なお「国民一人当たり800万円を超える借金」も嘘。

民間銀行など日本政府の国債を保有している機関の債権者のほとんどは日本国民です。

なので国民一人当たり800万円以上の借金ではなく、正しくは「国民一人当たり800万円以上の債権」です。

因みに、政府が国債を発行して民間銀行から借りるときのおカネは、国民が民間銀行に預けているおカネ(銀行預金)ではありません。

政府が借りているおカネは、民間銀行の日銀当座預金(国民の預金ではない)です。

そんなことすら知らないマスメディアらが、嘘情報を垂れ流してはクニのシャッキン問題を煽っています。

その彼らが無視しているもう一つの事実は、日本銀行が国債を購入していることで日本政府の実質的な借金が減っていることです。

政府と日本銀行は親会社と子会社の関係にありますので、子会社が親会社の債券を購入するとグループ決算で債権債務の関係は相殺されます。

上のグラフの青い部分(日銀保有の国債)については、事実上、政府の返済義務はなくなります。

国債を保有している日本銀行に対し政府が元利払いをしても、受け取った日本銀行は国庫納付金として政府にお返しすることになりますので。

こうした真実が世に出回りはじめたことで、ばつが悪くなった彼らは今度、次のようなインチキ情報を垂れ流します。

『日銀の総資産500兆円、FRB超す 見えぬ緩和の出口
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGF10H0G_Q7A810C1EA1000/

日銀の総資産が6月末で500兆円を超え、米連邦準備理事会(FRB)を上回った。国債などの金融資産を大量に購入し続け、何とか2%の物価上昇目標を達成しようと躍起になっている。対する米国や欧州の物価は上昇し、緩和戦略からの出口を探る。米欧から離れ、日銀はひとり資産を膨張し続けるのか。日本経済や日銀の財務への影響を点検する。(後略)』

要するに「量的緩和で日本銀行が国債を購入してきたことによって日本銀行の資産が膨張している。もしも出口戦略(日銀のバランスシートの縮小)に失敗すると日本銀行が債務超過に陥るぞ!」と言っています。

日本銀行のバランスシートの負債に計上されている日銀当座預金には0.1%の金利がついています。

一方、資産側に計上されている国債にはほとんど金利がつかない。

だから「いずれ日本銀行は債務超過になるぅ~」と言いたいわけです。

ほんとにお〇〇さんな人たちです。

だからこそ、政府が国債を発行すればいいではないか、という話しです。

政府が国債を発行すると、民間銀行の日銀当座預金が政府の日銀当座預金に移りますので、日本銀行は0.1%の金利を支払う必要が無くなります。

資産側にある国債については、その2/3程度を政府が新たに発行する無利子無期限国債(ゼロクーポン債)に借り換えていけばいい。(残りは次のインフレ期に行う売りオペの原資にすればいい)

それで何か問題ありますか?

それでも、それでも…100歩譲って、日本銀行が債務超過に陥ったとしましょう。

政府が通貨を発行して資本注入すれば済む話しです。

詰まるところ、マスメディアがどんなに「日本は破綻するプロパガンダ」を垂れ流そうとも、日本政府がデフォルトするリスクはゼロです。

そもそも彼らは、何をもって「破綻」とするのかの定義すらしない卑怯な人たちです。

「しない」のではなくて、「できない」のでしょうけど。