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議会報告 政治・経済

憲法への「自衛隊」明記は嘘の上塗り2017/05/29    

日本政府の発表によれば、本日(5月29日)の午前5時40分ごろ、北朝鮮が半島東岸から弾道ミサイル(どうやらスカッドらしい)を発射し、日本海の日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したとのことです。

例によって、菅官房長官のコメントは…
「我が国としては、このような北朝鮮による度重なる挑発行為を断じて許すことができず、北朝鮮に対して厳重に抗議を行い、最も強い表現で非難しました」という相変わらずのテンプレ・コメントです。

悲しいかな我が国は、北朝鮮が何度ミサイルを発射したところで、あくまでも「厳重な抗議」しか行えない国なのです。

きっと、例え憲法に「自衛隊」が明記されたところで、従前どおり「厳重な抗議を行う」ことしかできないでしょう。

と言うより、そもそも憲法に「自衛隊」を明記すること自体が恥ずかしい国ではないでしょうか。

個別的であれ、集団的であれ、自衛権は主権国家に与えられた自然権なのですから、その自然権を行使するに必要な軍隊組織を持つことは国際社会の常識であって、それをわざわざ憲法に明記する必要などないはずです。

しかも明記する軍隊の名が「自衛隊」とは…

自衛隊を英語に訳すと「セルフ・ディフェンス・フォース」です。

「セルフ・ディフェンス・フォース」は、国際的な解釈としてもほぼ「自分自身を守るための軍隊」と同義語です。

つまり、自分たちで自分たちを守るための組織(軍隊)のことを「セルフ・ディフェンス・フォース」と言います。

なので自衛隊という名称では、「国民」や「国家」を守る軍隊ではなく、「自衛隊」という自己組織を守るための軍隊ということになってしまうのです。

なら「自衛隊でなく自衛軍にすればいいのか!」という人がたまにおられます。

では「自衛軍」を英語に訳すとどうなるでしょう。

やはり「セルフ・ディフェンス・フォース」です。

国際社会にむけて、「我が国はセルフ・ディフェンス・フォースからセルフ・ディフェンス・フォースへと名前を変えて憲法に明記しましたぁ」と言ったところで…

はぁ???…です。

我が国は戦後、占領政策(東京裁判史観)によって強烈な自虐思想に洗脳されてしまったがゆえに、丸いものを丸い、四角いものを四角い、と言うことのできない国民にされてしまいました。

戦車を戦車と言わずに「特車」と言い、大佐を大佐と言わずに「一佐」と言い、駆逐艦を駆逐艦と言わずに「護衛艦」と言う。

そして軍隊を軍隊と言わずに「自衛隊」と言って誤魔化してきました。

あまつさえ、主権の存しない時代に他国(占領国)の権力によって制定された憲法など憲法に値しないはずであるのに、70年間にわたってそれを「憲法」と言ってきたのです。

その「憲法」に「自衛隊」を明記するのですか、安倍総理?

嘘の上塗りとは、まさにこのことではないでしょうか。

何よりも私たち日本国民は、昭和20年8月15日を「終戦の日」などとは呼ばずに、堂々と「敗戦の日」と認め、すでに遅きに失していますが、なぜ負けたのかを冷徹に理解したうえで真の主権を回復すべきではないでしょうか。

そこではじめて、丸いものは丸い、四角いものは四角い、という真実を真実のままに言うことのできる真っ当な国になるのだと思います。

そうでないとこのままでは、国土が侵食され、国民の命が奪われてもなお、「厳重に抗議しますぅ~」としか言うことのできない国になってしまいます。